雨近づくmixi日記12

昨日、居酒屋でかかってゐた有線から、布施明の「君はバラより美しい」が流れた。

まー、朗々と歌い上げるものよ。
その歌唱力たるや！。

昨今、男の歌手のレベル低下が著しいが、これを唄え、と云はれて唄える歌手が、今の日本に居るかどーか。少なくともワシが知る限りの若手歌手には居らぬ。

「君バラ」は1979年の発表、とある。

CMとのタイアップもあり、布施氏の作品としては、わりとメディアに露出した唄ではある（このCMで共演したオリビア・ハッセーと恋仲になる、といふカラクリ）。

当時、布施氏はこの唄を唄うとき、アレムビックのギターを抱えて登場してゐた。

14歳で、すでにバンドを始め、ロックの素晴らしさ、カッコよさ、に目覚めてゐたワシにとって、歌謡曲の歌手がギターを弾きながら唄う、と云ふビジュアルは強烈だった。

誰もが認める歌唱力、実力派の代表、と呼ばれてゐる歌手、布施明。

表立って名前を目にする事は少なくなったが、ライヴハウスなどの「現役の現場」で今も朗々と歌い上げてくれてゐる事を、お祈り申し上げる。