mixiユーザー(id:2281137)

2014年12月18日08:04

68 view

凍りつく朝のmixi日記98

「チューリップ」にハマってゐる。

花のチューリップではない。
鶏肉のチューリップだ。

手羽を細工して身を重ね、手で持って食べやすくしたアレ。

ツイぞ見かけなくなった料理だが、ひと昔前、鶏肉のナニか、と云へばこれか「鶏足=骨つきもも肉」だったやうに思ふ。
カラアゲが席巻し始めたのは、ほかほか弁当系の台頭からと察する。
ムネだのモモだのササミだの、さういふ言葉もあまり浸透してなかったやうに思ふ。

でチューリップだ。

片手でパクっと喰へる割に・・てゆーかそのやうにする為に、下拵えにたいへん手間のかかる料理である。云はば骨つきのカラアゲなので、調理そのものは単純なのだが。

この「手間」がやはり、時代から置いて行かれた原因かと。
ワシは料理好きだが、チューリップを作れ、と云はれたら、「嫌だ」と云ふだらう。

律儀に今も置いてある店(餃子の王将など)はあり、さういふ店は嬉しい。
骨つきの唐揚げに過ぎぬそれは、手間のわりに安っぽく、しかししみぢみ美味しい。
これとビールがあらば、他は要らぬ。

嗚呼チューリップ


10 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する