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2019年07月01日08:23

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文月となりてmixi日記14

法事に出る。

私は20〜40代中盤まで、親戚の会合などにほぼ顔を出さぬ人間だった。
親父の逝去にあって喪主を務めたりした事もあり、まぁ流石に50を過ぎて、法事の類に全く顔を出さぬのもどうか、といふ事で、近年よぅやく親戚づきあいも再開するに至ったのだが、それでも親の兄弟以降の親等は分からぬ。

よって素性が分かるのはみな年寄りだ。

この青年は誰だ?と思ってゐると、従兄弟の子供だったりす。
かと思へば乳飲子もをり、それを抱いてゐるうら若き女性など、まったく見覚えがない。
まぁ、そんなもんかもね

代々実直で堅実な家系がほとんどで、私のやうに 初老でモヒカンでピアスもの、などと言った人はいない。
良き人々なのだが、会話の内容はきわめて小市民的であり、その内容について行けるハズもなく、私は自然と 朗らかに笑ってゐるしかない、といふ立場となる。
車で赴くので、酒も飲めぬ。
はしゃぎ回る子供らなんぞ、宇宙生物以外に思へない。

実りは、まったく、ない。

この会合が、この後何回あるのか?を思ふと、なかなか気が重い。
あの乳飲子がこちらを認識する頃、世はどうなってゐるのだらうか?と懸念したりもす。
逆に、「あの変わったおジィさんは誰?』と訊かれたりもするのだらう。

はぁ〜〜〜〜〜
隔世の感 しきり




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