mixiユーザー(id:28703480)

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2019年04月30日12:43

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北国の少女

勝手にエコール・ド・ルミエール(光の学校)と呼んでいる。

被災地の廃墟だ。

もう、8年も経つのに・・・
それは震災遺構にするつもりなのかなあ・・・

平成最後という事で中を撮らせていただいた。

僕は特徴的な光を撮るので・・・なんかサイキックな特質があるとか、特殊能力者みたいないわれ方をすることがあって・・・

そんなことは全然なくって・・・
ただ、僕は光の性質みたいなものをすごくわかっていて・・・そう、それを僕は被災地で学んできたのだ

よく、スピリチュアルとかいう人たちが不思議な写真を撮ると、自分には特殊な能力があるみたいに言ってるけど・・・僕にはそんなサイキックな能力はない。

僕はただ被災地の本当に綺麗な姿を見せたいだけなのだ。
それを霊的であるとかなんだの言われたり、福島の原発の所為だの言われるのは全くもって本意ではない。
霊の仕業、放射線の仕業とか思われたら風評被害になりかねないからだ。

ただ僕は一つの物事を物凄く深く固執する性質で、また好奇心が異常に強い

例えば、桜をハートに見立てる事を思いついたら、忙しくてもなんとか時間を作り車を走らせ撮れる場所を探す。

その好奇心ゆえに僕はちょっと壊れていて、好奇心と恐怖心が拮抗すると好奇心が勝ってしまうことしばしばだ。

そう、サイキックというよりはサイコなのだ。

ただ、これだけははっきりさせておきたいのだが、僕にそんな特殊な力、いわゆるサイキックパワーみたいなもんがあったとしたら、もっと社会に有益に使わせて頂く。
何か災害が起こるとわかっていたならば、なんとかそれを阻止しようとするだろうし、そんな事吹聴してまわったら狂人扱いされる(そんな事は予知能力がなくともわかる)だろうから・・・それでも何か策を講じてきっと1人でも多く助ける事を考える。
ましてや、悪い予言が当たって「ほーら見ろ！」みたいなヤツは良識を疑う。
そんなヤツはサイコというよりむしろサイテーである。

そして被災地にいる僕は、もし僕にスピリチュアルなヒーリング能力があったら、どんなにいいだろう？とも考える。
それは亡くなった魂の鎮魂にもなるし、ガンバローで8年間ガンバって、そろそろ息切れしてる・・・そう、今生きている人にも重宝されると思う。

そんな僕は震災直後から被災地を撮っている。
あまり特定のスタイルには固執しないんだけど・・・なんとなくエコール・ド・ルミエールで学んだ事がみたいなものはあって・・・
まあ、エコール・ド・ルミエールには先生はいないから勝手に何時間も自習してただけなんだけどね

そんな薄暗い学校で学んだ事・・・

・虚ろな暗がりの中では誰もが光を求めるという事。それは生物の本能である。長い蔦は廊下を這い回り常に明るい方へ伸びて行く。

・光と闇とは対立する概念ではなく、それらはシームレスに繋がっている事。

・無色透明に見える光とは様々な波長の光が集まったものであり、もっともバランスがとれた状態が無色透明である。