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2018年12月26日06:20
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イズ・ディス・ザ・ワールド・ウイ・クリエイテッド
クリスマスである。
今年の１２月はいつになく忙しくって大まかに僕は、前半は秋田で過ごし、半ばに東京で過ごして、後半は仙台・・・そして大晦日からは福島で過ごすつもりだ
クリスマスムードっていうのは人類史上最大の「反戦キャンペーン」という持論を持っている
有名なジョン・レノンのハッピー・クリスマスにはワー・イズ・オーバーという副題がついている。
みんなが望めば戦争は終わると・・・そう、これは言い換えると望まなくては戦争は終わらない。
主体的に働きかけなければ争い事は続くという意味だ。
人類の歴史というのは戦争とともにある。
１９１４年に交戦中の西部戦線でクリスマス休戦があった・・・
それは最前線で自発的に起こったことだ。
クリスマスが戦争の抑止になったのだ
それではなぜ戦争というのが終わらないか？というとそれは種の生存本能に資するものだからだ。
自分が生き残ろうとすること・・・自分のDNAを残そうとすること・・・そういう意味において恋愛も戦争だし、生きるための糧を得るために収入を得ることだってそう、生きるというすべてが戦いと言って過言ではない。
そもそも我々が生きる為には他の生命を食べなくてはいけない。
動植物を問わず、殺生をしなければいけないのだ。
資源というものが有限であるのだから、それをシェアもっと言っちゃうと奪い合うのだってサーバイブするための戦いだし、様々な技術開発で新たな資源を獲得したり有効利用しようと必死になることだって戦いだ。
秋田である。
提灯の熱で雪が溶けて・・・滴る水は目の前で凍ってゆく。
冬の東北はまさに雪や寒さとの戦いである。
そんな秋田にもクリスマスがやってくる
東京・・・
新陳代謝のはやい街だ・・・
言わずと知れた日本経済や文化を牽引し、戦い続ける街だ。
沢山の人にあふれ・・・それぞれがお互いにかまっていられず、無関心にすり抜け・・・それでいながら戦い続けている。
自己の存在意義を主張する戦いもある。
新しい表現を巡る戦いもある。
自分がくたばったら墓碑はアイスの棒でいいと歌うヤコブソン
ヤコブソンというのは鮭オーケストラの演じる架空のキャラなのだが、薄ら寒いほどのリアリティがある。
ひりつくようなアノニミティの憑依芸・・・
それも都会の戦いなのだなあ〜って思う。
なぜ生きるのか？何のために生きるのか？
そして東京もクリスマス・ムードである。
仙台・・・僕のホームグラウンドだ。
この街はいまだに数年前の震災と戦っている。
外から見るとあんまりわからないかもしれないけどね
理想と現状にはさまざまなギャップがある。
ショッピングモールであれこれ考える。
名取のショッピングモールだ。
吹き抜けの中空の回廊・・・自然光を取り入れる為に天窓の空いた建造物。
僕はここに来るといつも天国からの視点を意識する。
数年前の津波被害で多くの生命が天国に召喚された。
吊り橋効果というのがある。
これは心理学の言葉だと思うが、要するに吊り橋を行く男女には恋愛が産まれ易いというものだ。
これは生物の本能から来るもので、非常事態ではいがみ合うより信頼関係を築き、協力し合う方がサーバイブし易いというとかなんとか・・・理屈はともかくそれは生理的に理解出来る。
僕はこの三連休はそんな感じに震災以降の気の置けないヤツらと過ごした。
苦楽を共にしたヤツらとは吊り橋効果と同様の絆を感じる。
そしてそういう過ごし方が1番クリスマスらしいと思えたからだ。
生きることとはやはりエントロピーの増大に逆らうこと・・・すなわち戦いなのだ。
そんなことを考えている。
クリスマスは平和というよりは反戦キャンペーンである。
そしてこの世界というのはきっと人類のためにできているわけじゃないから・・・脆弱な人類はきっと放っておくと滅びちゃうんじゃないかって？思う・・・
生きる為には戦わなくてはならない。
戦争と平和というのは対立概念ではない。
平和というのは常態であるから、平和の反対は混乱や無秩序という事になるだろう。
故に平和の為の戦いというのは言葉として矛盾はない。
そうすると反戦キャンペーンというよりは共闘キャンペーンなのかもしれない。
今年もあとちょっとだ
毎年僕は年末は福島で過ごす。
初詣は福島第一原発だ。
それは日本のクリスマスイルミネーションに多大な貢献を果たした。
精一杯、祈りを捧げるつもりだ。
最後にこれもみんな勘違いしている事。
祈りと願いの違いだ。
願いとは一方的な想いであり、祈りとはインタラクティブなコミュニケーションだ。
そして、祈りの本質とは感謝である。
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