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2017年11月11日11:36

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晴れの週末にmixi日記57

昨日、若いミュージシャンと話をしてゐて、
「シュウさんは得意なジャンルってなんなんですか?」
と問はれた。

フォークだと答えたら驚いてゐた。

賢しらな顔してジャズやらの現場に顔だしてゐるが、ワシはこの世代のベース弾きにしては大変珍しいことに「フュージョン」をまったく知らない。

歌を歌う時のかんぢからよく云はれるが、ぢつはソウル系もAOR系も、後追いである。

チック・コリアの「スペイン」といふ曲がある。
フュージョン/ジャズロックの代表的な曲、と云はれ、ちょいと腕の立つ人らが軽くセッション、といふとかなりの確率で出てくる曲だ。

良い曲である。
もちろんワシも演る。
演った回数で云ふと、やはりかなりの数になると思ふ。

ある日 友達のギタリストが弾いてゐたのを、「カッコえぇ曲やな」と思ひ、譜面を書いてもらって、それを弾いたのが始まり。
他人が演ってるのを聴いたのもだいぶあとだ。

いちばん馴染みがあったのはアル・ジャロゥの演ってた歌の入ったヴァージョン。
本家のチック・コリア(リターン・トゥ・フォーエヴァー)を聴いたのは、なんとツイこないだなのであった。

こないだ街を散歩中、中古市があり、そこで「リターン・トゥ・フォーエバー・ベスト盤」てのが¥500で売られてゐて、そこにスペインのオリジナル・ヴァージョンが入ってゐた。

「ははぁ、こんなかんぢなのか」

と思った52歳の秋、なのであった。

ちなみにこの曲の最大の特徴である、テーマのユニゾン。
あれがピタと合った時の快感は素晴らしい。あの部分があるからこそ、この曲は長く愛され、演奏されて来たのだ、と云ってもよからう。

しかしまぁ、よぅもこげなフレーズをウッドベースで弾くものよ、と思はしむるスタクラは、この時まだ二十歳そこそこだった、といふのが・・・・。

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