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2016年02月12日08:42

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やや二日酔いmixi日記18

野球の事には詳しくないのでアレだが、我が地元軍団カープは、球界の中でも「練習過多」で通ってゐるやうだ。

昔から、良い選手が揃ってゐる割に勝ち星に恵まれぬ、といふ印象の強い西の強豪。
地味で堅実な職人野球集団。
そんな事を云はれてゐたのも過去の話、やはり勝てぬスポーツチームは意味がない。

なんでもシーズン前のキャンプで練習過多により故障する選手が多い、とかでおもしろおかしく語られたりはするが、プロ選手が過酷な練習をせぬわけがなく、他のチームの選手とて、それなりの練習はしてゐるのだらう。

楽器の練習でも同じだ。

ワシはプロの演奏家としては、おそらく練習量が少ない方だと思ふ。
それでも日々の個人練習や、なんらかのリハ、生徒と一緒の基礎訓練など、壱日に1〜2時間はブラッシュアップに割けてゐる。

若い頃は5〜6時間とかやってゐた。
世には確かに、ベースを5時間練習せねばできぬやうな音楽も存在するので、そのことの是非を問うつもりはない。

だが、まぁハッキリ云って、ベースをそんなに長時間練習するヒマがあるなら、ギター弾いたり、唄唄ったり、ピヤノ弾くべきだ。
ベースを5時間練習する意味は、ぢつはあんまりない、とすら思ふ。

で、さういふ若者が「練習のし過ぎで腱鞘炎になった」とか云ふ話を聞くと、本当に愚かな・・・と思ってしまふ。

本番を待たずして故障してしまふなど愚の骨頂。
それだけでプロ失格なのだ。

50過ぎて、ツアーに出て毎日ライヴをこなしてゐたら、日々の練習をしてなくても腱鞘炎になるのだ。
いや、年間100本以上のライヴ暮らしを10年続けてゐたら、誰だってスジの壱本や弐本チガエてしまふものなのだ。

だから若人よ

君の先にはまだまだ長い長い道が延びてゐる事を、ゆめゆめ忘るるな。

速弾きやタッピング練習に5時間を費やすなら、本当に良い音楽をぢっくり聴き込め。
ギターを弾け
ピヤノを弾け
唄を歌え
曲を作れ


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