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2016年02月04日20:40

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ハードラック・ウーマン

北の街ではもう・・・悲しみを暖炉で燃やし始めているらしい・・・・

と・・・森進一さんの「襟裳岬」から始まったわけであるが・・・

この歌の歌詞が常々素晴らしいなあ・・・って思っていて・・・

特に一番の
「黙りとおした歳月を拾い集めて温め合おう」
の部分・・・

その後の
「襟裳の春は何もない春です」
がまた素晴らしいんだ

つまり悲しみで温め合う、心の豊かさと・・・

その後の「何もない」という部分。何もないけど暖かな「心」があるんだという暗示的な表現が素晴らしいんだね

東北の方には「どんと祭」というお祭りがあってね

せっかくの正月飾りを僅か数日で燃やしてしまうんだね

サーマル・リサイクル(熱回収)なんだね

今風に言えばね。

なんか素晴らしいなあって思ったの・・・
せっかくの雛飾りも年に数日しか出さない・・・

そのケジメというか・・・ケとハレというか・・・そういうのがいいなあと思って作ったのが・・

「トウ・マッチ」という作品・・・

２本のマッチの軸で作ったお雛様だ

ひな祭りが終わっても東北は寒いから・・・トウ・マッチ・ペインは燃やして暖をとろうというわけだ

流し雛よりエコだし・・・ちょうど震災の３・１１も近いしね

さてちょっと話は変わるんだけどキッスにハードラック・ウーマンという曲があってね・・・
この曲はロッドのマギー・メイのオマージュで・・・マギーメイというのはちょっと変わった曲で・・・

普通の音楽のコード進行は例えばCのキーならCつまりトニックから始まるんだけど・・・マギー・メイはサブドミナントから始まるんだ・・・ちょっと面倒だから説明は省くけど・・・

西洋音楽というのは基本的に漫画の起承転結のような構造になっているんだけど・・・

いきなり「承」から「転」みたいな構造になっている・・・

ハードラックウーマンも同じようなコード進行なんだ