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2015年05月31日18:53

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美しくない五月

昨日(05/30)は勝どき近くの東京海員会館(いつも使っていた日本青年館は廃業とか)で詩人会議の総会があり、一日目夕方からの新人賞・壺井繁治賞の贈呈式と懇親会に出かけた。壺井賞の総評を話すのが仕事だった。朝、会場の都合で当初10分のところを5分にしてくれと電話がきて、原稿を半分に切ったが、行ってみたらまた事情が変わり長くてもいいという。新人賞のほうの柴田三吉さんも慌てて切ったという(受賞者の数が多いので大変だったろう)。まあ、こういうのは短いほうが喜ばれるのだが、受賞者はちゃんと評価を聞きたかったのでは。

おぎぜんた詩集『時を歩く人』は土曜美術社出版販売が版元なので高木佑子社主が花束を持って駆けつけてくれ、『詩と思想』の一色真理編集長も出席され、いつも以上に盛り上がった。

パーティ途中で地震があり、これが長周期振動か、というようなゆ〜らゆ〜らに襲われる。私は高いビルでの経験がないので、そんなに大きなものではなくてもこのように揺れるのだろうと思ったが、一色さんが素早く情報収拾、千葉を含めて震度5地域がかなりあると教えてくれたのでびっくりした。言われてみれば会場の一帯は水辺の開発地帯で、海につながっており津波があれば危険だった。それに高いビルといっても、よく考えると私がいたのは2階で、高層ではない。それでこの揺れ方なので大きいとみるべきだったのだが。

カミさんに無事か?メールを出したものの、そのあと会館内の一室での二次会(ほとんどの人はそこに泊まって明日の会議に出る)に付き合い深夜、終電近くで帰宅したので、家族愛を疑われても仕方ないのであった。だが、一昔前なら「もう泊まって行け」「おう、そうする」だったので、時間になったらひとりぽつねんと帰るところが大人(というようり老人)になった証拠である。前の会場の日本青年館は、「美しい五月」の新緑に囲まれて歩けたのだが、今回はコンクリートだらけの中なので実につまらない。 
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