休みなので雨降ってほしいmixi日記74

ぢつは珈琲の味、と云ふものがよく分からない。

美味い、と云ふ感覚が

不味い、とは思はぬ。
本来、生物としては受け入れれぬであらう、あの苦みを、いつの間にかヒトは受け入れるやうになる。
受け入れるが、ホンマに美味いと思ってゐるか？と問はれれば・・・

例えば、ブルーマウンテンとキリマンヂャロを並べ、こはどちらか？、と問はれて、ワシにはその違いは分からぬだらう。
よしんば違いが分かった、として、その違いを「美味い」と云ふ言葉で表して良いものであらうか？。
インスタントで充分ではないか？


友人には珈琲にうるさい者も多く、例えばキャンプなどで、本格的ドリップを味あわねば死ぬ、くらいに思ってゐるのもゐる。
部屋はモーレツに不潔なのに、珈琲機械だけは豪勢なのを、しかも複数台所有してゐる輩もゐる。

彼らに分かって、ワシに分からぬ珈琲の味。

それを思ひながら、上手く雨の降る日曜の朝に珈琲を呑んでゐる。