「少なくとも46憶年の地球の歴史上、元素は変わらぬまま存在し続けてきたわけです。変わっているのは、元素自体ではなく、元素と元素の組み合わせだけ。言い換えれば、無数の元素の組み合わせの変化によって生命が成り立っているということです。」「原子の組
「孤独を愛情の中から見つけ出してしまうと、私は気が狂いそうになってしまうのだ。」 (山田詠美「こぎつねこん」)小さいころ、祖父が亡くなることを想像して急に怖くなり、泣き出してしまったことがある。ふ
電車の車内広告に、ほくろのない千昌夫が映っていた。50歳を過ぎて除去手術に挑むとは、どれほどのコンプレックスだったのだろうか。そのコンプレックスを抱えて生きる辛さはいかばかりだったのだろうか…などと千昌夫の気持ちに思いを馳せてだいぶ感情移入し
「生命はすべて その中に欠如を抱き それを他者から満たしてもらうのだ 〜中略〜 花が咲いている すぐ近くまで 虻の姿をした他者が 光をまとって飛んできている 私も あるとき 誰かのための虻だったろう あなたも あるとき 私のための風だったか