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日記一覧

無謀な夢想およびご挨拶
2010年12月31日02:17

一昨日に観たゼロ劇場版2では、別の宇宙に渡ったウルトラマンゼロが同じく自分の宇宙から渡って暴虐の限りを尽くしていた宿敵ベリアルと戦う過程で、かの地での3人のヒーローと友情を育み、新しい宇宙警備隊を作ると意気込んでみせたりしていましたので、映

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マルチバース万歳!
2010年12月30日16:18

昨日観たゼロ劇場版2では、単一宇宙(ユニバース)ではなく多宇宙(マルチバース)だというので、主人公のウルトラマンゼロが自分の宇宙から敵の尖兵が送り込まれた別の宇宙へ渡る顛末が導入部で描かれていましたが、ちょうど僕も、自分の書いたウルトラマン

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ゼロ劇場版2観ました
2010年12月29日21:09

この映画、前にサントラについて書いたことがありますが、とにかく下記のとおりタイトルがあまりに長いので、前回と同様題名をはしょらせていただきます(汗)「ウルトラマンゼロ ザ・ムービー 超決戦! ベリアル銀河帝国」なにしろ昨年の映画の筋書きがひ

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今年みごとなベートーヴェンの交響曲全集を完結させた延原とその手兵によるアルバムを久々に聴きました。一つはバロック時代のオーボエ協奏曲6曲を収めたもの。そしてもう一つはバロックからの2曲をアルバムの最初と最後に配しつつ、モダンジャズ・韓国の歌

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異界よりの来訪者たち
2010年12月26日03:01

「アルデガン」の第2部における古代文明の遺産がもたらす災いについてはまだ具体的なイメージが固まっていませんが、魔法文明が頂点に達した1000年前に勃発した大戦争で世界は滅亡の瀬戸際まで追い込まれ、その結果文明が大きく後退したのみならず、長い

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この映画は明日封切りですが、下記のとおりあまりにも長い題名なので、ここでは題名はしょらせていただきます(汗)「ウルトラマンゼロ ザ・ムービー 超決戦! ベリアル銀河帝国」この映画、前作のシナリオがあまりにも粗雑に思えて我慢ができず、自分でシ

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だいぶ熱が引いてきたので少しは威勢のいい音楽も聴けそうに思い、年末だというので引っ張り出してきたのがラインスドルフ/ボストンSOによるベートーヴェンの「合唱」でした。今回聴いたのはまだラインスドルフが存命中だった1988年に出た国内盤CDで

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先月初めに熱を出して早引けした病床で、急に書き始めた今回のお話でしたが、なんとか終わらせることができました。なんだか憑き物でも落ちた気分ながら、ともあれほっとしています。いつものことですが、ラストに近い情景がイメージできると一気に書けるとい

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=状況は監視衛星で把握しました。そこから一つのヴィジョンを視ることもできました=通信機から流れる、予知能力を持つ青年の声。=君の姉さんは我々の手の届かないところへ旅立ちました。君の心ももう、どんな話を聞いてもゆらぐことはないでしょう。僕の話

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「姉さん、なにを!」救出したチェスター機を手に叫ぶアンファンスを、片翼で辛くも宙空に姿勢を保ちつつ見おろす鬼女。やがて語りかけるその声に満ちる感謝の響き。「拓矢、おまえはずっと呼びかけ続けてくれていたわね。とても遠い微かな声で、言葉は聞き取

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「見るのよ、択矢。このおぞましい、罪深い姿を。私は何人もの人を殺し、これほど多くの者の運命を狂わせた。そして、さらに多くの人たちが彼らの犠牲になった。全ては兄さんを奪った人たちに、私が抱いてしまった憎しみのせい。たった1人の心の闇が招いた恐

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「ぐおあああああーっ」苦悶の叫びが響き渡った瞬間、突き立つ爪から迸る雷撃。自らも体内を焼かれる苦悶にのけぞりつつも、両の爪をぎりぎりと引き切ろうとする鬼女。引きはがそうと掴みかかる剛腕を翼からの黒刃で消しとばすと、瞬時に生え出ずる無数の黒腕

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「姉さんの、せいじゃ、ない。そいつは、元から、怪物……」「拓矢!」叫ぶ鬼女の眼前で、剛腕を背後に伸ばし満身創痍のウルトラマンを人形のように掴み上げる邪神。「生きていたとはしぶとい奴だ。だが一瞬先はわからぬものよ。こんなカードが回ってくるのだ

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「あのときと姿はずいぶん違うが、やはりおまえだったのだな。そこまでビーストの力を御するとは、さすが獣神どもとは格が違う。それでこそ我が啓示の星よ」「啓示の星?……私が?」虚を突かれ聞き返す鬼女にというより、むしろ自分に向けて話すかのごとき、

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「あれは!」敵も味方も目を見張る中、渦巻く光と闇を割って出現した巨大な翼の異形の姿。鱗に覆われた下半身、粗い獣毛を生やした胴体、陽光を紫に透かす大きな翼、にもかかわらずウルトラマンに似た腕と頭部を持つ白銀の上体。だが牙の痕跡を残す頬に血色の

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姉さん、あいつがとうとうやってきたよ。仲間を食って膨れ上がって、なにもかも踏み潰しながら。もちろん許せないって思う。でも勝てそうな気がしない。怖くないって言えば嘘になる。兄貴もこんな気持ちだったのかな。それとも怖くなかったんだろうか。あんな

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こうして正体を暴かれた魔人と教団幹部たちでしたが、追い詰められた彼らの反撃は熾烈なものでした。社会を背後から撹乱する野望が潰えた今、彼らはビーストとしての力を振りかざし、直接人々を襲い始めたのです。人々は恐怖のどん底に突き落とされ、その恐怖

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前回書いたあらすじの最後では、魔人の野望を暴くべく首藤、根来、佐久間の3人が動き始めるところで終わっていますが、この部分の具体的なアイデアはまだ形になっていません。漠然としたイメージだけはあるのですが、なかなかいいアイデアが浮かばないのです

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大阪センチュリーSOが昨年から今年にかけて取り上げたブルックナーの交響曲4、5、6番の3曲をセットにしたアルバムが、楽団創立20周年記念盤として発売されていたのを聴きました。指揮は音楽監督の小泉和裕。収録会場はいずみホールではなく、より広い

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「人の世は人が開き、人が閉ざす。築いた手こそ最もよくそれを壊つがゆえに」事態は一見、小康状態を保っているように見えました。ビーストによる人間への襲撃が後を絶ち、人里離れた場所で動物や植物、海洋生物に憑依したビーストが散発的に発見されては、テ

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ここでストーリーに特に強く絡んでくるモンスターのデザインについて、少しメモしておきます。前半における姉の変身体である霊体のようなビーストでは、悪夢のイメージを割れた般若の面からなにかが出てくるというものにして、ガルベロスのような左右に引き裂

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姉を守るため自分は兄から光を託されたのだと思って戦ってきた弟にとって、姉がビースト化していたという衝撃的な事実は彼を根底からゆるがせずにおかない打撃でした。ここではそんな弟を取り巻く人々を思いつくまま列挙しつつ、その後の出来事を追ってみよう

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後半では昏睡状態に陥った姉に替わり、違うタイプの人間型ビーストが敵役として立ちはだかります。姉は兄が人々の犠牲となって死んだという思いゆえに心の奥底に人々への憎しみを募らせてしまい、結果として黒き光を呼び込んでしまったのでした。多くの場合、

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白黒バージョン決定稿
2010年11月21日00:42

ボールペンとマジックでの作画。翼が大きいので画面に押し込むのが大変な半面、ある種の背景処理のような描き方もできる点は便利かも。実はこの姿、物語の最後ではもうどうしようもないことになってしまいます(大汗)

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今回のお話はオリジナルのTVシリーズ同様、大きく2つの部分に分かれます。ただし、その分け方には違いがあります。TVシリーズでは、光の力を受け継いだ人物1人に対して1つのパートが割り当てられていましたが、ここではビースト化してしまう姉の状態で

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劇場版で描かれたウルトラマンとビーストの最初の戦いは、多数の死者を出す大惨事でした。僕のお話の3人の兄弟もこの事件で両親を亡くし、それ以後長兄は5歳下の妹と10歳下の弟を必死の思いで守り育ててきたのでした。だから光の力を得た兄は、自分たちの

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僕が書いたのはTVシリーズ「ウルトラマンネクサス」の後日談ですが、ネクサスには前日談に相当する劇場用映画「ULTRAMAN」があります。この映画はスペースビーストとウルトラマンが初めて地球にやってきたときのことを描いていて、それはTVシリー

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ここでは昨年2月に書いた冒頭部分と先日書いた続きの部分を、整理して一つにまとめておきます。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−来訪者の記憶操作のヴェールがはがされ真実が全ての人々の前に明らかにされた状況下で、宇宙からの恐

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異形の女神に憑かれて
2010年11月15日00:38

昨日一応の完成をみた女性型ウルトラマン(の成りそこないというか半成りというか)ですが、どうやら自分で思っていた以上に愛着がわいてしまったらしく、まったく頭から離れる気配がありません。僕としてはキャラデザを終えたら、終結のないまま放置している

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着色バージョン決定稿
2010年11月14日03:00

ボールペンとマジックという、自分にとって最も描き慣れた画材で検討した結果、頭部は白、翼は紫でいくことに。夜空がほとんど紺か黒になるので、背景に埋もれないことを考慮して最終的に決定。その勢いで1枚作画。構図がわりと気に入ったので、以前から”友

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