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日記一覧

 ここで少しマルケヴィッチによるベートーヴェンの交響曲9曲の改訂とはどのようなものだったかについて、飯守の再録音に付属していたライナーノートの記載内容に基づき説明したいと思います(ただ、この記事は内容が充実しているのはいいのですが、いくら全

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 Klndleで文芸本を読むようになってからいつの間にやら年数もかなりたちましたが、来年3月になると年金生活になる関係上これまでは新しい本を優先的に買ってきました。給与収入に比べ額が減ることがわかっている以上、著作権保護期間が切れて無料また

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 前回の投稿原稿を書いた際に飯守泰次郎氏の遺した2つのベートーヴェン交響曲全集録音を久々に聴き直し、いろいろと感じるところがありましたので、今回はそのことを書いてみようと思いますが、今回はアバドがやはり2回録音したベートーヴェン全集とも聞き

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 ベートーヴェンの三重協奏曲は他の協奏曲に比べ録音が少ないとはいえ、それでもSP時代のワインガルトナー盤に始まるかなりのCD化されたことがある音源がナクソス・ミュージック・ライブラリには収録されていて、カラヤンの新旧両盤も聴くことができるの

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 オーケストラから見た弦楽合奏の最小単位といえばやはり弦楽四重奏になると思うのですが、第一、第二ヴァイオリンにヴィオラとチェロという4つの楽器から均等な位置にマイクを置く収録においては、奥行きが深すぎることから生じる音量面でのむらはまず出ま

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 前回取りあげた楽譜に忠実な演奏をAIにもできる程度のものとして蔑視する意見は単に「AIにもできる程度」という部分も的を射ているとはいい難いのみならず、濃厚な表現であればあるほど良しとする態度そのものにこそ懸念を覚えさせずにおかないものです

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 ついに「レコード芸術」が休刊の運びとなりましたが、最終号は書店で見かけることのできぬまま、発売日の翌日からはネット上でプレミア付きで売られているという前代未聞の状況となりました。最終号であるからは高値でも買いたがる人も出るだろうと踏んだ転

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 モーリス・アブラヴァネルはギリシャ出身のユダヤ人指揮者。若き日には大戦間のドイツでクルト・ヴァイルの紹介などで活躍していましたが、ナチスの登場によりドイツを追われて渡米した多くの音楽家たちの一人でした。彼が落ち着いたのはユタ州ソルトレイク

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 チャイコフスキーの5番がなぜ前後の4番や『マンフレッド』『悲愴』に比べドラマ性の薄いものになったのかは、特に第1楽章に主因があると感じます。前後の3曲に比べ5番の冒頭楽章は著しくなだらかな運びで、続く第2楽章や第3楽章より大規模であるにも

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 フィナーレの構成を一見新たな局面に進んだように見せつつも実は第1楽章冒頭に引き戻されただけだったという非常に悲観的なものにした『4番』に対し『マンフレッド』交響曲のフィナーレではなんといってもチャイコフスキーの交響曲の中で唯一この曲のこの

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■ mixi歴は「16年3ヵ月20日」でした。mixi歴を見てみよう!https://mixi.jp/view_registration_period.pl?from=diary-mixi19th利用開始した年である2006年は覚えていましたが、日にちまでは覚えていなかったので、クリックして感無量……。当時はまだ招

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 昨年暮れに自分で(まだ続く)なんて書いたくせに、1月以降びっくりするほど忙しく、こちらに投稿するのをすっかり忘れていたので、2か月に分けて書いた文章をこちらではまとめて投稿します(汗)========== 前回ベートーヴェンの5番における

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