『隻眼の邪法師』〜アルデガン外伝7〜第12章 修羅の洞窟 その4 長さの違う足を引きずりながらひたすら洞窟を下ってきた男がついに広けた空洞に出た。壁が失われたことで埋め込まれた赤い宝玉の列が放つ光も失せ、あたりは深い闇に閉ざされた。一瞬、リ
『隻眼の邪法師』〜アルデガン外伝7〜第12章 修羅の洞窟 その3 ここまでなのか。あれほどの思いで奴を倒したのに、結局俺は奴に蝕まれたまま死ぬしかないというのかぁっ!!! 声として発せられたとしても微かな掠れ声でしかないはずのそれは、だが込
僕はお話を書き始めてからのキャリアが不足なのか、まだキャラクターが勝手に動くという経験をしたことがありません。それと関連することですが、初めての長編(中篇?)を完成させるときは、ラストを先に書いてしまって中間を埋めてゆく形でなんとかかんとか
もう2年に渡り断続的に書いている外伝7にまだ若かった邪悪な魔導士が初登場したあのときも、その声は閉じ括弧なしで書かれたのでした……。
2階の寝室の26型液晶テレビの音声を補強するために4年前に買ったケンウッドのデスクトップ型コンポがありました。セット購入したものなのでテレビの裏に置いたまま今まで忘れていましたが、急に思い出してどんなスピーカーだっけと思い余っているローラン
ここしばらく表現にとっての「新しさ」ということについて、つらつら考えています。 きっかけはヴィドマンという今年40歳の作曲家の「セイレーンの島」を含むアルバムを聴いたことでした。昨年の秋にとあるブログでスウェーデンに旅行したときのコンサー
『隻眼の邪法師』〜アルデガン外伝7〜第12章 修羅の洞窟 その2「なにを、泣く……?」 掠れた、疲弊しきった声がそう呻くのが聞こえ、リアは相手に目を向けた。石の拳に握られ涙を拭うこともできぬ魔性の少女の視野は滲み、仮面の男の姿は潤んでいた。
この土日はサブシステムを粗悪録音専用化すべく、前に向けて使うメインスピーカーの交換と試聴に明け暮れています。 もともとサブシステムとして使っていたのはBOSEの3D式システム505WERです。これはサブウーファー1台にサテライト2台からな