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日記一覧

読売新聞文化部の「愛唱歌ものがたり」岩波現代文庫 去年8月発行 を読んだ。雀の学校、城が島の雨、鉄腕アトム、長崎の鐘、翼をください、芭蕉布など、童謡から映画の主題歌、フォークソングなど、幅広い愛唱歌を取り上げ、それぞれの曲に読売の記者が取り

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ローマのエアコン事情
2015年08月30日11:14

 今日の朝日新聞の投書に「北極のように寒い日本の夏」というイタリア人の声が載った。どうして日本では冷房が利きすぎているのか分からないと言っている。 たまたま今日のイギリスの The Timesを見ていたら、ローマではこの夏エアコンが売れて電気店が空に

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Big Benの時報の誤差
2015年08月27日16:37

Big Benで時計を合わせてはいけない。この時計は6秒ほど狂っている。この時計の技術者は言う。「車を一日24時間、一年365日、156年間走らせることを想像してみたらいい」。Big Benの時計も歳とって少し狂ってきた。それで技術者は「普通の誤差の範囲

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多和田葉子の「エクソフォニー」岩波現代文庫 2012年(もとは2003年)を読んだ。「母語の外へ出る旅」という副題がついている。exophony という単語は普通の辞書にはまだ載っていないが、作家が自国語以外の言語で書くことを意味する。著者はドイツ

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ヴァイオリン&ヴィオラの発表会があった。滋賀県、湖西線の和邇文化センター。ヴァイオリンではメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲より第1楽章ほか、ヴィオラではバッハの無伴奏チェロ組曲のヴィオラ版・第1番よりプレリュード、ベルリオーズの交響曲「

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大津ジュニアオーケストラ30周年サマーストリングフェスタを聴いた。指揮 杉中博エルガー:弦楽セレナーデサンサーンス:バイオリン協奏曲第3番 バイオリン独奏(団員・大阪音大大学院2回生)宮田晴菜チャイコフスキー:眠れる森の美女だった。バイオリ

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「私の履歴書」を読んだ
2015年08月12日07:24

石田修大の「私の履歴書」−昭和の先達に学ぶ生き方 朝日新書 今年6月刊 を読んだ。読売新聞に連載されているコラムから抜き出したエピソードを書いている。ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴正孝がリタに出会ったのはグラスゴー大学にいるときだった。二人

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映画「ビルマの竪琴」をTVで見た。この前見たときはミャンマーへ行く前だったので、今年1月ミャンマーへ行き、現地のパゴダや寺院で映画に出てくるところもあり、懐かしかった。最後の別れる場面で水島上等兵が「仰げば尊し」を奏でるが、歌詞に「今こそ分

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中国の過保護
2015年08月08日20:34

中国語の教室で「过分娇生惯养」(過保護)という教材を勉強した。学校の送り迎えに必ず保護者がついてくるという話だ。数年前瀋陽で学校の前にはいつも保護者がついているように見えた。確かに、これだと誘拐などの危険は避けられる

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 澤地久枝の「14歳ー満州開拓村からの帰還ー」 集英社新書 今年6月刊 を読んだ。満州国吉林で14歳で終戦になったが、終戦までは軍国少女となり、日本が負けることは考えられなかった。女学校でアッツ島の玉砕の話を聞いても、驚かなかった。私は澤地

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フランス領の島で見つかったマレーシアの飛行機の翼の一部に付着している甲殻類がその飛行機が辿った道を知る鍵になるかも知れないという。これを研究しているオーストラリアの研究者によると、見つからないMH370機を数十キロ、或いは数百キロまで捜索範

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孟子の母
2015年08月03日15:22

外山滋比古の「日常のことば」を読んだ。廣済堂文庫で、かなり前の本だ。話したり書いたりする日常のことばで、けしからんと思うもの、おかしいと思うものを取り上げて書いた本だが、その中にこれだと思いうのがあった。 (ある中学校は)週に何日かは300

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nomophobia
2015年08月02日16:02

-phobia というのは「〜を恐れる恐怖心」という意味で、acrophobia (高所恐怖症)や claustrophobia (閉所恐怖症)が知られているが、最近 nomophobia という語が現れた。mobile phone (携帯電話)が使えなくなった場合に起こる恐怖心だという。電池が切れ

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百田尚樹の「永遠の0」
2015年08月01日11:57

 百田尚樹の「永遠の0」を初めて読んだ。いろいろ発言が物議を醸しているから、どんな作家なのかと思った。ゼロ戦をテーマにした小説で、史実をかなり忠実に書いているようだ。特攻隊を描き、ベテランの隊員は本土決戦に備えて温存され、速成で養成された隊

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