横長画面はちょっと困る

　超漢字４が届いたのでさっそくちびノートに導入してみましたが、事前の予想通り画面が横に引き伸ばされてしまいます。デバイス面ではＵＳＢを認識しているので問題なく動作するのですが画像ファイルを閲覧するとみんな横長になってしまうので、画像ファイルをあらゆる文書ファイルに自由自在に張り込めるＢＴＲＯＮ系ＯＳを使う上ではどうにも具合が悪いのでちびノート上で使うのはやめることにしました。

　１０年前のチャンドラノートに比べても実面積で小さい液晶画面が省電力性能に寄与しているのは確かでしょうが、あえて横長にこだわらずにＳＶＧＡかせめてＶＧＡであれば超漢字が使えたはずなのが残念です。一応ＤＶＤ再生ソフトが組み込まれているので横長画面になっているのでしょうが、そもそもＤＶＤドライブが外付けになるのですからありがた迷惑としかいいようがありません。

　どこかでＯＳの付いていない中古の小型ノートを見つけたら購入した超漢字４も活用できるので、ＵＳＢが付いていてＳＶＧＡ位の画面の軽くて小型のノートを入手したいところです。ＯＳの要求性能はＷｉｎ９５並みですので古くて安いものでかまわないのですが、あまり古いものになるとバッテリー駆動時間が短かったりそもそもバッテリーの入手が出来なかったりしそうなので、超漢字を持ち歩く野望が達成されるまでは紆余曲折が予想されるところです。

　それにしてもＷｉｎｄｏｗｓシリーズがバージョンアップするごとに無節操にＰＣパワーを要求するのに対し、超漢字４は１に比べてＵＳＢや大容量ＨＤへの対応や細部の改良という手直しがなされているだけで無意味に肥大化していない点に筋の通った設計思想を感じさせます。ザウルスがそうであるように、超漢字４もシリーズの最終進化型としての風格をそなえているように思います。