mixiユーザー(id:7656020)

2006年12月09日17:50

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SDラジカセ(超安物)買いました。

 電気屋でSDメモリーに録音できるラジカセとメモリープレーヤーをセット販売しているものが1万2千円で売っていたので面白半分で買ってみたら、さすがに安物だけあっていきなりCDのモーターが回らなくなったので保証期間で交換と相成りました。メーカーの1年保証に上新電気の5年保証をかけてありますから当分修理代を取られることはないはずですが、先が思いやられます。
 ポータブル機器としてはMDプレーヤーも持っていますが、使い勝手は少し違います。MDに比べると回転系を持っていないので振動にはより強く小型軽量になるのが長所。短所はファイルの圧縮率がMDより高いので理論的にはMDより音質が落ちることと、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲やベートーヴェンの運命交響曲のようにCDではトラックが入っているけれど音は途切れずに続いているような曲が、MDなら途切れずに録音できるのにSDへの録音では継ぎ目が入ってしまうことです。音質の問題はヘッドフォンで屋外で聴いている限り正直いって判りませんが、つながるべき曲が途切れてしまうのは困ったものです。もっともこれはCDからデジタル音声で録音するときの話で、アナログ音声は1つの巨大な音声ファイルにまとまるようです。SDメモリーは2ギガバイトまでの容量のものが扱えるようなので最大では20枚近いCDを1つのカードに収録できる計算になりますからラインスドルフのモーツァルト全集を録音してみましたが、まだまだ余るのでアブラヴァネルのチャイコフスキーとマーラーの交響曲全集に入れ換えているところです。屋外でヘッドフォンで聴く場合はダイナミックレンジが広すぎると小さな音が周りの雑音に負けて聞えないので、リミッターがかかって本格的な装置では物足りなく思えるような録音のものの方が向いています。この点はMDでもメモリーでも同じです。
 アブラヴァネルのチャイコフスキーは本当にすばらしい! これほど曲線的な歌い回しなのに洗練味が損なわれず、狂える美女という趣のチャイコフスキーはどこにもありません。マーラーは耽美性が勝ちすぎてグロテスクな要素が後退しますが、緩徐楽章の底知れず甘美な味わいは他の誰からも聴けないものです。電車の中でこんなものを聴いていると心があっちの世界へ行って帰ってこれなくなりそうです(笑)

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