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2026年09月14日02:07

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ケン・ローチという監督さんの映画は、映画ファンなら全作品見るべきだと僕は思います。ルイーズ・オズモンド監督のドキュメンタリー「ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生」(2016)。

2007年に「麦の穂をゆらす風」を見たとき、僕は“ケン・ローチ監督の映画をほとんど見ていないので、監督について語ることは遠慮しておきます”と書きました。しかし現在、オールシネマ・オンラインに記載されているケン・ローチ関連作品の半分は見ていますから、今ではケン・ローチについて語れると思います。

ケン・ローチは一時引退宣言しましたが、保守党政権が大勝利して引退を撤回、「オールド・オーク」(2023)という素晴らしい映画を作ってくれました。imdbに言わせると“同時代のほぼすべての映画作家とは異なり、ケン・ローチはハリウッドからの誘惑に屈したことが一度もなく、彼特有の英国的社会主義リアリズムが、あの環境にうまく適合するとは到底想像できない”とのこと。

このドキュメンタリーは、ケン・ローチという人物の“人となり”を、見事に描き出しています。とりわけ僕は、撮影監督であり映画監督でもあるクリス・メンゲスが、ケン・ローチと共にミロス・フォアマンの「ブロンドの恋」を見て、カメラのタッチについて褒めている部分が大好きです。ケン・ローチはその政治性から語られることが多いけど、映像が本質なのですから。

もちろん僕は、ケン・ローチの政治性には何度も納得させられています。とりわけ最新作の「オールド・オーク」の政治性(つまり世の中の色々な考え方の正確な位置づけ)には、本当に感心してしまったのです。ケン・ローチの主張と反対の立場にいる人たちの考え方をも、みごとに並べて描いてくれているから。

ということで、このドキュメンタリーは、ケン・ローチ自身の語る言葉や、周囲の人間がローチという人物を掘り下げていく言葉など、いろいろと合点のいく言葉が次々と出てきて、ほぼ完璧な“ケン・ローチ読本”だと僕は感じました。そういう意味で、ローチの人生を鳥瞰するには最適の、見事なドキュメンタリーです。

しかしケン・ローチを語るのなら、こういうドキュメンタリーを“孫引き”するのではなく、ローチ自身の作品をきちんと見て、各作品をきちんと掘り下げて語るべきだと痛感しました。僕のように「夜空に星のあるように」(1968)を、“若い女性向けの恋愛映画”だと決めつけ、公開時にパスした人間は、彼の全作品を綿密に見ないといけないと思う。

imdbでケン・ローチとクリス・メンゲスがコラボした作品を検索したら、なんと21作品もありました。クリス・メンゲスは撮影監督として有名ですが、僕は監督作の「ワールド・アパート」(1987)が大好きです。そんな二人が、ミロシュ・フォアマンの「ブロンドの恋」(1965)を褒めているんだから、それも見なくちゃな。

そうです。映画監督について語るなら、その監督の映画を全部見ないとね。←って、それはかなり難しい行為だけど。写真1、DVDの広告らしいのですが売値が2007年に「麦の穂をゆらす風」を見たとき、僕は“ケン・ローチ監督の映画をほとんど見ていないので、監督について語ることは遠慮しておきます”と書きました。しかし現在、オールシネマ・オンラインに記載されているケン・ローチ関連作品の半分は見ていますから、今ではケン・ローチについて語れると思います。

ケン・ローチは一時引退宣言しましたが、保守党政権が大勝利して引退を撤回、「オールド・オーク」(2023)という素晴らしい映画を作ってくれました。imdbに言わせると“同時代のほぼすべての映画作家とは異なり、ケン・ローチはハリウッドからの誘惑に屈したことが一度もなく、彼特有の英国的社会主義リアリズムが、あの環境にうまく適合するとは到底想像できない”とのこと。

このドキュメンタリーは、ケン・ローチという人物の“人となり”を、見事に描き出しています。とりわけ僕は、撮影監督であり映画監督でもあるクリス・メンゲスが、ケン・ローチと共にミロス・フォアマンの「ブロンドの恋」を見て、カメラのタッチについて褒めている部分が大好きです。ケン・ローチはその政治性から語られることが多いけど、映像が本質なのですから。

もちろん僕は、ケン・ローチの政治性には何度も納得させられています。とりわけ最新作の「オールド・オーク」の政治性(つまり世の中の色々な考え方の正確な位置づけ)には、本当に感心してしまったのです。ケン・ローチの主張と反対の立場にいる人たちの考え方をも、みごとに並べて描いてくれているから。

ということで、このドキュメンタリーは、ケン・ローチ自身の語る言葉や、周囲の人間がローチという人物を掘り下げていく言葉など、いろいろと合点のいく言葉が次々と出てきて、ほぼ完璧な“ケン・ローチ読本”だと僕は感じました。そういう意味で、ローチの人生を鳥瞰するには最適の、見事なドキュメンタリーです。

しかしケン・ローチを語るのなら、こういうドキュメンタリーを“孫引き”するのではなく、ローチ自身の作品をきちんと見て、各作品をきちんと掘り下げて語るべきだと痛感しました。僕のように「夜空に星のあるように」(1968)を、“若い女性向けの恋愛映画”だと決めつけ、公開時にパスした人間は、彼の全作品を綿密に見ないといけないと思う。

imdbでケン・ローチとクリス・メンゲスがコラボした作品を検索したら、なんと21作品もありました。クリス・メンゲスは撮影監督として有名ですが、僕は監督作の「ワールド・アパート」(1987)が大好きです。そんな二人が、ミロシュ・フォアマンの「ブロンドの恋」(1965)を褒めているんだから、それも見なくちゃな。

そうです。映画監督について語るなら、その監督の映画を全部見ないとね。←って、それはかなり難しい行為だけど。写真1、DVDの広告らしいのですが売値が£9.99とは格安ですね。それが資本主義の本質ですわ。それが資本主義の本質ですわ。
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