寒い時期のハンガリーの小都市にて、クジラのハリボテの見世物が街の広場にやってきて謎の扇動者の声が響く。そのうち街の男たちは徒党を組んで小都市を破壊していく。
タル・ベーラ監督の本邦初紹介作の4Kリマスター版。何年か前に再上映された時に見て、それほど経っていないのに同じ劇場でリバイバル上映というのも何だか変な感じ。
以前見た時は、何だかわからんけど凄い、と思ったもので、今回見たところ何だかわからない感じはそのままで、以前ほど凄いと思わなかった。感性が鈍ったような気もするし、他のタル・ベーラ映画を見たからかもしれないし。
モノクロ映像で凄みを感じさせる現代の映画監督はやっぱりタル・ベーラだな。映画監督の引退宣言をしているけど、カウリスマキの例もあるしひょっこり復帰して欲しいものだ。
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