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日記一覧

クリーピー 偽りの隣人
2016年06月27日00:45

元警官で現在は大学で犯罪心理学を教えている男が妻と一緒に郊外へ引っ越したところ隣りに怪しい家族が住んでいて、やがて過去に起こった一家失踪事件との関連がみえてきて余りにおぞましい真実にたどり着く。黒沢清監督久々のサイコスリラーは手馴れたホラー

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アウトバーン
2016年06月26日11:09

マフィアの手先のコソ泥が敵対マフィアのブツを奪って逃走し、追いつ追われつのカーチェイスと警察を交えての銃撃戦に展開していく通俗アクション。大したことないだろうと思っていたが、やはり大したことなかった。タイトルに騙された。アウトバーンを主舞台

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サウスポー
2016年06月26日10:29

妻の急死の痛手により頂点からどん底に落ちたボクサーが娘の愛情と自身の誇りを取り戻すため尋常じゃない努力の末に返り咲く。ありきたりのストーリーではあるけど熱い興奮のあとに感動が襲ってくる。野球映画に失敗作は少ないのと同様にボクシング映画も失敗

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デッドプール
2016年06月26日01:54

粗製乱造されているアメコミ映画化作の一つ。アメコミ自体に関心がないのでどれがどれやら、と思っていたら「XーMEN」のスピンオフのような感じだった。軽いノリで悪党たちを殺戮するサイコパスヒーローで、人気があろうが無かろうがこのキャラクターは嫌

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海よりもまだ深く
2016年06月26日00:28

一度だけ文学賞を受賞してそれ以来鳴かず飛ばずの小説家の男と別れたけど未練ある元妻と月に一度しか会えない最愛の息子の3人が男の実家の団地に集い、台風が通過する夜から翌朝にかけての対話と行動のドラマ。「歩いても 歩いても」に続き歌謡曲の歌詞をタ

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貞子vs伽椰子
2016年06月25日19:29

Jホラーの二大巨頭直接対決のキワモノ映画。「座頭市と用心棒」ぐらいのインパクトはあるものの結局対決しないなどという中途半端なことはせず、なるようにしかならないラストもある程度納得がいく。面白いかどうかは別として、ツッコミながら見るというのは

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帰ってきたヒトラー
2016年06月25日03:04

現代ドイツにタイムスリップしてきたアドルフ・ヒトラーがモノマネ芸人として人気を得、やがてそのカリスマ性と話術によって大衆の心を掴んでいく。笑えるコメディとして始まったのに笑っていいのかどうかわからない危険な話になっていく。皮肉が効いていて面

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マネーモンスター
2016年06月25日02:24

ショーアップされた財テク番組の生放送中に銃と爆弾を持った男が乱入し、人気司会者を人質にしてある企業の株価暴落の理由を追及しようとするほぼリアルタイム進行のジョディ・フォスター監督作。面白そうな導入部から手に汗握る展開へと流れていくが面白さは

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64−ロクヨン−後編
2016年06月23日00:21

前作のラストでストーリーがうねり出し、待望の後編はなるほどこんな風に展開していくのか、と前作とはまた違った面白さで目が離せない。警察という巨大組織の中で生きていく話から親として生きいく話に変貌していく。これはこれで深くて面白い。意外な犯人と

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神様メール
2016年06月20日02:37

神様は実はブリュッセルに住んでいて世の中をPCで気ままに管理していて、家出した息子のJCは帰って来ないことは判っている。妹の小さな少女は父親への反発から人々へ余命を知らせるメールを送り、母親の好きな数字になるよう12使徒から18使徒にすべく

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シェルターに監禁された女と監禁した男と居候男との密室劇。外の世界は何者かに攻撃され人類は滅んだ、と説明されるが真実を語っているのか。何の説明もなく謎に満ちたままストーリーが語られそれなりにスリリングではあるけどSF的な展開になってからつまら

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拝啓天皇陛下様
2016年06月20日00:26

軍隊と天皇陛下を愛した心優しい男と戦友の小説家との戦中戦後の友情記。「男はつらいよ」と並ぶ渥美清の代表作ではあるけど見れる機会はそう多くない。面白うてやがて悲しき、という感じのしみじみした話で声高に反戦を訴えるわけではないけど戦争の理不尽さ

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續 青い山脈
2016年06月17日01:36

これからどうなる、というところで終わってしまった前作から引き続き、美人教師の処遇と女子中学生の恋の行方はどうなるか、と気になりつつ続編は始まる。冒頭で前作のおさらいをするのだが、映像を羅列するのではなく、それでもいいんだけど、女子中学生と男

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青い山脈
2016年06月17日01:21

余りに有名過ぎて逆に見ている人が少ないのではないかと思われる日本映画の名作。戦後の復興期に旧態依然とした学校教育に反旗を翻した美人教師と健全な男女交際を貫こうとする女子中学生との共闘とその顚末。今となっては何を大袈裟な、というような他

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ヴィクトリア
2016年06月16日00:49

ベルリンの街でたまたま知り合った女子と男子グループが成り行きから銀行強盗に関わることになり破滅していくまでを驚異のワンカットで一気に見せていくリアルタイム進行の2時間強。ストーリー自体はありがちな話ではあるけどそれなりに面白く、カットを割ら

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世界から猫が消えたなら
2016年06月15日06:44

脳腫瘍のため近いうちに死ぬことが決まっている青年が悪魔にそそのかされて自らの延命と引き換えに自分にとって大事なものをこの世から消してしまう契約を交わし、生きた証を見出していく。切なく苦しく美しい映画だった。死に向かっていく内容は見ていて苦し

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オオカミ少女と黒王子
2016年06月14日07:13

量産されていて何が何やら把握出来ない高校生少女漫画映画化作の一つ。内容に違いがあるんだろうか。二階堂ふみのアイドル演技が珍しく、とは言えちゃんと堂に入っていて可愛いらしい。まあ二階堂ふみの可愛さを見れればいいのでアイドル映画としてはそういう

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アメリカの歪みをギャグと毒を怒りに混ぜながら声高に追求していたマイケル・ムーアが、戦争に勝てないアメリカのために他国の美点を持ち帰って次の侵略戦争に備えよう、という名目で各国を飛び回る。今までの映画と違い視点が優しい。他国の素晴らしいところ

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ハリーとトント
2016年06月13日00:15

愛猫を連れてアメリカ大陸を横断することになった老人の冒険行ロードムービー。幼少の頃にテレビで見て以来の再見。そもそもロードムービーというもの自体が好きだし、旅の先々で出会う人たちとのちょっとしたエピソードというもの自体が好き。人生の黄昏を迎

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「アナと雪の女王」のヒットにあやかって「スノーホワイト」の話に雪の女王を絡ませた二番煎じのパチモン企画。その割に白雪姫は登場せず、それでいて「スノーホワイト年代記」という副題がついている。鏡の女王と雪の女王の姉妹対決という見せ場はそれなりに

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殿、利息でござる!
2016年06月11日08:47

仙台藩の宿場町が財政難の藩に千両を貸し付け毎年利息を払ってもらうことによって課せられた苦役から解放された、という知られざる史実を映画化。面白おかしいコメディとして見せる映画だと思ったが、そういう側面もあるものの意外とシリアスで真面目な映画だ

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64−ロクヨン−前編
2016年06月08日02:30

昭和の最後の日々に幼女誘拐事件に携わった警官たちのその後の生き様。警察という巨大な組織の中で生きることの大変さ、広報官として上層部とマスコミの板挟みで胃が痛くなるような毎日なのに家庭でも問題を抱えていて、とリアルな人間描写が冴え渡る。警察モ

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ヒメアノ〜ル
2016年06月06日00:23

ラブコメ風に始まったストーリーがやがてサイコホラーへと変貌していく。怖ええ、面白ええ。良質な青春映画を量産していた吉田恵輔監督の新境地。本当はこういう映画が好きなんだろう、と思えるほど堂に入った演出が容赦ない。話がヤバい展開になってからタイ

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ガルム・ウォーズ
2016年06月05日23:39

どこぞの惑星で独自の歴史と神話を持つ三部族の代表者が協力して旅を続けながら文化成立と部族間戦争の謎に肉薄していく押井守監督作。現実世界と全く接点がない世界観で哲学的と言うには薄っぺらなストーリーに共感は覚えない。話自体もよくわからなく、深淵

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ひそひそ星
2016年06月05日22:22

惑星間を配達する宅配サービス職員の女性アンドロイドの静謐な日常をモノクロ映像で淡々と描く園子温監督最新作。タイトルにもある通りひそひそと囁く声が独特のリズムで異質な空間を演出する。違う惑星を訪れているのに出てくる景色は日本の原風景だったり東

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ジャック・ドゥミ監督が「シェルブールの雨傘」に次いで製作したミュージカル。初めて見る。「シェルブールの雨傘」が画期的なのはオペラのように全編歌で構成されていて地の台詞が一切無いところだけど、重い内容と踊りが無いため実はそれほど好きではない。

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英首相の急逝による葬儀のため各国首脳陣がロンドンに集まったところに大規模テロが発生し、米大統領とシークレットサービスが逃亡しながらテロリストと闘う。前作「エンド・オブ・ホワイトハウス」では北朝鮮のテロリストがホワイトハウスを襲って米大統領を

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