ＡＬＳを患っている女性の介護に雇われたざっくばらんな女子大生との軽妙なやりとりとやがて進行していく病状。似たようなフランス映画はあったけど本作の方は段々と映画自体が重くなっていき真のテーマが見えてくる。結局は死ぬしかないんかい、と過酷な現実

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舞台スタッフや役者陣が怨霊の宿った等身大人形に襲われる本格ホラー。人形の立ち居振る舞いが派手で怖いというよりは笑ってしまった。魂を吸い取ってミイラにしてしまうあたりは「スペースバンパイア」だし。ああ楽しかった。もはや中田秀夫のホラーは怖くな

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住職である祖父が亡くなり家業である僧職を継ぐことになった若者が直面する苦悩と生きる意味を問う思っていた以上に真面目な青春映画。似たような「ファンシイダンス」がエンターテインメントであったのに対して本作はそこまで至っていない。面白そうな題材な

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昭和といいながら大正時代から話が始まる健さん主演の任侠映画。残侠伝も侠客伝も区別がつかない。池部良が出ているかどうかか。一言で言えない複雑なストーリーがそれなりに面白く、堅気の池部良がやくざに殴り込みに行こうとする気概に痺れ、健さんも一緒に

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新宿の露天商と地回り悪徳やくざとのゴタゴタを解決するために健さんがひと肌脱ぐ任侠映画。どれを見ても同じようなものだが、どれを見ても健さんはカッコいい。敵の悪徳やくざの本拠地に殴り込みに行って殺戮を繰り広げ親分を惨殺した後、平和が訪れ家族も幸

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６０年代の冷戦の時代にＣＩＡとＫＧＢのエージェントが協力して巨悪と戦う。なんと「００１１ナポレオン・ソロ」の映画化。こんなハードな話だったか。ドラマの方はそんなに見てないのであまりよく知らない。ハイテクスパイが秘密兵器を駆使するのとは逆にほ

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伊藤計劃の著作連続アニメ映画化の第２弾。と思ったら次のが頓挫してしまいひとまずこれで一旦終了。次のは仕切り直すらしく本当に完成出来るのか。この出来事自体が伊藤計劃らしく、「Ｐｒｏｊｅｃｔ–Ｉｔｏｈ」の計画も著者の人生をなぞっているよう

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１９世紀末か２０世紀初頭のポーランドのある都市で紡績工場を経営する若きブルジョアたちの繁栄と没落を３時間弱で描くアンジェイ・ワイダの旧作。半分ぐらいまでとっつきにくい。段々と話についていけるようになったが、ポーランド史を知っているともっと理

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前作のヒットを受けて製作された続編で、本国では２〜３年のブランクはあっただろうけど日本では数ヶ月しか経ってなく、だからまだホットなうちに見れてラッキーと言えば言えるかも。前作のキャラクターの見た目も変わってなく成長しているとも思えない感じは

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アポロ月面着陸映像はキューブリックが演出した、という都市伝説に基づいたオフビートコメディ。スインギングロンドンの時代にＣＩＡとヒッピーとギャングが入り乱れてドラッグとサイケデリックとなんだかんだで銃撃戦にもつれ込む。登場人物全員バカというの

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第二次大戦時のポーランドでレジスタンスになっていく若者を描くアンジェイ・ワイダの監督デビュー作。当時のポーランドの状況をわかっていないと理解しずらい部分もあって映画自体もよくわからない。アジテーションする女性に一目惚れしてレジスタンスになる

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２５年前に負ってしまった心の傷のために誰とも深く関わらない初老の弁護士がたまたま担当した案件の若い女性と関わることによってお互いが前向きに生きていくことになる。辛気臭そうな話だなと思いつつ見たところ、確かにそれはそうなのだが、心を閉ざしたオ

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第二次大戦時のヨーロッパでナチスドイツに略奪された美術品を取り戻すために結成された特殊部隊の業績の数々。映画にしたらさぞ面白いだろうという史実を本当に映画にしたら、メリハリも何もないふにゃけた失敗作が出来てしまった。役者、ロケーション、撮影

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事故で婚約者を喪った男が殺し屋たちと犯罪組織の諍いに巻き込まれていくノンストップサスペンス。原作小説はとても有名だけど読んでいない。原作はどうなのか知らないが映画はなんだかつまらない。あまりに非現実的な設定と展開についていく気が途中から無く

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小栗康平の旧作でファンタジーのような話ということで見たかったのだけど公開当時見れなかった映画。田舎町に暮らす色々な人たちの生活をスケッチ風に切り取るだけで何が起こるわけでもなく淡々と時間が流れていく。わかりやすい映画を見慣れてしまったからか

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前作の最後で迷路の世界を抜け出たら意外とハイテクな世界があり、さてこれからどうなるというところで終わったのだが、続きの本作はあれよあれよと話が転がっていき、どうなっていくかという予想をする暇すら与えない。一つのステージをクリアして次のステー

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聴覚障害の両親のもとに生まれた健常者の娘には歌の才能があって、音楽学校に進学したい娘と両親や同じく聴覚障害の弟とのすったもんだを明るい笑いと家族愛たっぷりに描く人間賛歌。１５年ぐらい前のドイツ映画で似たような内容の「ビヨンド・サイレンス」と

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２０年ぐらい前に起こったエベレストでの大量遭難事故の実話を映画化。そんな事故のことは知らなかった。壮大な景色と圧倒的な自然の猛威をシネマスコープ３Ｄ映像で見れる快感はあるものの、語られる内容が重くてつらい。主人公含めて主要登場人物のほとんど

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自分の不倫のせいで精神に異常をきたしてしまった妻と暮らす小説家の壮絶な日常。学生の頃に公開時に見た。徹底的に夫をなじる妻の姿が怖く、しかも言っていることが正論なので言い返すこともできない。これは悲劇だ。静かに緊張感が漂う映像がなかなか凄い。

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事故で昏睡状態にある男の家族や友人やその周辺の人々の日常を美しい群馬の風景と共に静謐に描く小栗康平監督作。生と死、現実と非現実、生きる者の姿が端正に描かれてそれはそれで見ていて心地よいのであるが、何が語られるというわけでもなく眠気を催させる

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高度経済成長期の大阪のうどん屋の少年と舟で暮らす姉弟との交流を描く小栗康平監督のデビュー作にして日本映画の至宝ともいうべき名作。学生の頃にテレビで見て強烈に感動したが、久しぶりに映画館で見てもやはり感動した。真の名作は感動が薄れないものだ。

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高度経済成長の時代に在日朝鮮人の青年と朝鮮人に育てられた日本人少女の悲しいラブストーリー。こんな要約で正しいのか。朝鮮人のアイデンティティーや在日の人たちのやりきれない思いが静謐に語られるものの退屈寸前。どうも感情移入しづらい。まだおぼこい

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ゲイバーで売り専のアルバイトをしている大学生の日常を描く橋口亮輔監督のデビュー作。公開時は結構ヒットしていたのは知っているけどその時は見なかった。主人公の日常をスケッチしているだけのようで、それなりに色々あるけどストーリーに起伏がなくてあま

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ちょっと普通じゃない高校生たちの一夏の青春群像を描く橋口亮輔監督の旧作。濃厚で面白かった。誰と誰が付き合って誰が誰のことを好きで、というのは一応あるけどもっと深くて重たくて濃い。こんな青春送ってないわ。ブレイク前の浜崎あゆみが初々しくて可愛

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祖父母のところに１週間預けられた中学生ぐらいの姉弟が経験する恐怖の日々を姉弟が撮影するビデオ素材で構成したモキュメンタリー。認知症か統合失調症かいずれにせよ病気で苦しんでいる老夫婦を気味が悪いとか怖いとか言ってる姉弟に不愉快なものを感じてい

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貧民窟のがさつな花売り娘をレディに仕立て上げれるかどうかの賭けをした言語学者と娘のやり取りを歌と踊りと笑いで見せる余りに有名なミュージカル大作。オードリー・ヘップバーンの可愛さも相まってとても楽しい。実は初めて見る。こういう名作をなかなか映

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あるきっかけが元で年を取らない身体になった女が１００年以上生きた現代でラブストーリーを繰り広げる。つまらない。見た目は若くても精神は年を取らないのか。死ねない身体だったら「１００万回生きたねこ」のような泣ける話かと思いきやそんなこともなく、

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幼女失踪事件から幼児ポルノ犯罪者集団のえげつない話になっていく。不愉快でダークなテーマを好んで取り上げるアトム・エゴヤン監督作の中でも本作は飛び切り不愉快。そんなテーマを一級品のスリラーに仕上げていて、カーチェイスもあったりしてハラハラドキ

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戦前のドイツでヒトラーの脅威をいち早く悟った青年が暗殺を試みるも失敗した、という史実を基に暗殺未遂犯の青年の過去と現在を描くドイツ近代史の闇の物語。興味深く見れるのであるが、こういう事件があったことも知ってはいたが、それほど真剣に見れない。

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