『おかえり』@国立映画アーカイブ
90年代日本映画特集。
段々と壊れていく妻と、塾講師の夫。
なぜそうなってしまったのか、あまり説明もないし、
きっと夫はそれを突き詰めようとせず、
寄り添っていくことを決めたようなラストだったが、
最終的に二人の気持ちがすれ違ったままのようにも見えて、
穏やかなバッドエンド、という風にも感じられた。
若き日の寺島進。
不器用で、妻を理解は出来ず、ただ傍にいることしかできない
もどかしい男の気分というのがハマっていた。
妻役の女優さんの顔に何だか既視感があって、
昔の星野真里のような、歳取ったら草村礼子になりそうな、
ちょっと新津ちせ風味も感じて、でも違うなあ、と
ずっと気になりながらの帰り路に思い出した。須藤温子。
あと、エンドクレジットの”公園の家族”が
小沢仁志/小沢ジーナ/小沢珠里麻ってなってたけど
もしや顔面凶器のリアルファミリーだったのか?
遠目すぎて気づかなかったけど、
確かに父親のドスは効いてた気がする。
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