天使にラブ・ソングを･･･

売れないステージシンガーの黒人女性が情夫であるギャングの親分の犯罪現場を目撃して逃走。警察に逃げて状況を説明したところ、警察は女性を証人保護プログラムで変装させて匿うことにする。女性は街の教会に尼僧に変装して潜り込む。普段の生活とのあまりの違いに戸惑う女性だが、聖歌隊の指揮を任されたところ下手くそだった聖歌隊はみるみる上達しソウルフルになって大評判となる。やがて世間の注目を浴びるようになるのだがそのためギャングにもバレてしまう。
ウーピー・ゴールドバーグの大ヒット作にして代表作の一つ。舞台にもなっているし続編も評価高い。実は初めて見る。たまたま見れていなかっただけ。そういう映画は割と多いはず。
初めて見た本作は、なるほどこれは面白い。万人が面白いと思えるような理想的な脚本とウーピーの魅力が弾けている。堅物のシスター長との確執やキュートな尼僧達との友情も面白い。映画の教科書のよう。ハリウッド映画とはこうあるべし、という感じ。ただ完璧過ぎて何だか物足りない。何が物足りないのだろう。監督の作家性かな。この映画の監督が誰かなんて全然知らないし。