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2021年03月03日21:02

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宮部みゆき「きたきた捕物帖」

宮部みゆき「きたきた捕物帖」読了。

これは新シリーズ。
深川元町の岡っ引き、千吉親分が亡くなり、一番下の子分、北一は、文庫売り(本を入れる箱を売る)になる。
物語は、北一と、親分の未亡人松葉、差配人の富勘、武家の用人新兵衛などにぎやかな登場人物とともに進むが、本書の第3話でやっと登場するのが、湯屋の窯焚きの喜多次。これでやっと「きたきた」になる。
神隠しだの、魂の蘇りだの、超自然的な味付けを現実的に解決するミステリともいえる。
なにより、北一の人柄(手柄を欲しがらない)がこのシリーズの特徴かもしれない。

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