『十二人の怒れる男』@シアターコクーン
ディスタンス対策ガッチリのコクーン公演。
演出もリモートで行ったらしい。
陪審員たちの熱くて長いサスペンス会話劇。
「優しい日本人」を先に観ていたけどこっちが本家。
三谷版のコメディタッチイメージが強かったので、
何となく笑いも起きたりしてはいたけれど、
人種や階級差別が根底に流れているアメリカらしい物語。
黒人差別問題が熱い今、図らずもタイムリーな演目かも。
堤さんが、いつもより少し抑え目なお芝居で、
思い込みに波紋を投げかける役にぴったりはまっていた。
青山達三さん、渋いけど威厳あるおじいちゃん。
梶原さんは優しい日本人とは違うキャラで登場。
派手ではないけれど、じっくりと味わえる2時間だった。
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