『ゲルニカ』@パルコ劇場
ピカソの絵で有名なゲルニカの虐殺。
その時、ゲルニカの街にいた人たちの物語。
みんなが自分たちの立場を正義と考えることで
結果として、平和のための行動も戦争につながる。
あらゆる出来事が歯がゆくて、腹立たしい。
街の人たちと、それを外から見ている
記者の2つの視点をつくりながらも、
結局、全員が当事者なのだということ。
そして、そこから少し外れたところにいて、
自由や自己を実現しようとしたように見える
主人公も、結局は自分の世界から出ていない。
ネットで世界を客観視できるはずの現代だけど、
きっと、変わることがないんだろうなあと。
上白石妹、佇まいはやはりしまいだなあと。
それからソフトな声質もよく似ていて、
耳に心地よかった。
ログインしてコメントを確認・投稿する