黒木亮「巨大投資銀行 バルジブラケット」上下 読了。
巨大投資銀行とは、アメリカのソロモン・ブラザーズ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー(小説内ではモルガン・スペンサー)など、スポンサーに代わって金融業務を行う会社のこと。主人公は、元東都銀行でモルガンに移籍した桂木英一。彼を中心に、1980年代から2000年代まで、世界の金融の流れ、投資銀行の裁定取引(金融工学を駆使して、先物と現物の差額で儲ける)やファイナンスなどの実務、いかに儲けているか、日本の銀行との意識の違いなどなど、とにかくディテールに圧倒されるし、桂木はじめ、登場人物の金だけではない生き方もすごい。
昨日で放射線治療が終わり。
毎日の通院がなくなるので、少し楽になるかな。
あとは、早く梅雨明けにしてもらって、気持ちの良い夏晴れを見たい!
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