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2020年07月08日20:58

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堂場瞬一「棘の街」、夢枕獏「ヤマンタカ 大菩薩峠血風録」

堂場瞬一「棘の街」読了。

「高城賢吾」シリーズ以外、初めて読む堂場瞬一作品。
北の地方都市、北嶺で、行き詰っていた誘拐殺人事件捜査本部に投入された主人公、上條。かつて、この誘拐事件で致命的な失敗をしたことで、使命感を帯びて、独自にひとりで捜査に打ち込む。
犯人側の視点をときおり盛り込みながら、サスペンスを盛り上げる。
ただ、やや筆が走りすぎか。いくらなんでも乱暴な捜査が目立つし。


夢枕獏「ヤマンタカ 大菩薩峠血風録」読了。

夢枕獏さんが、大菩薩峠に着想を得て、剣豪小説を書いた。
机龍之介、宇津木文之丞、土方歳三、巽十三郎など、剣の凄腕が、命を懸けて競い合う。
机龍之介の正体(といっていいのか?)は、夢枕獏さんのほかの小説を読んでいるとなるほどと思う。
とにかく、いわゆる何十年も小説を書いている作家さん、特に終わらないかと思うような長期間シリーズを書いている作家さんには「劣化した」という風評がネットなどでよく見るが、少なくとも、この作品は面白かった。


もう雨ばっかりで憂鬱。洗濯物がたまるし、ジーンズの裾は濡れるし。
ただ、仕事がそこそこ順調に進んでいるのはうれしい。午前中、病院で午後1時頃出社しているが、帰りも早退している。会社の同僚に感謝。


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