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2019年03月12日21:41

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寺地はるな「みちずれはいても、ひとり」

寺地はるな「みちずれはいても、ひとり」読了。

夫、宏基と別居中の弓子と、安アパートで弓子の隣室に住む楓。
二人の視点で語られる、女の心情。
弓子は、最初は宏基のどんなところも良いと思っていたが、しだいに心が離れていくのを感じていた。子供のころから、誰かの声で「歩け、歩け」という声を聴いている。
楓は独身だが、パート先の男社長に言い寄られたり、行きずりの男でもよいと思えば寝てしまう。
二人は、宏基が目撃された、宏基の故郷の島へ旅行することになる。弓子は離婚届をもって。

正直、あっという間に読み終えられるけど、いまひとつ感動がない。二人の女の心情も、それほど突飛ではないし、行動も予想外ではない。
それでもタイトルの「人は独りなんだ」という寂しさは感じられた。
この作者の別な作品を読むかどうかは微妙。


いろいろ疲れる。
今週は土日とも休めそうだが、その前にお詫びのお仕事。
憂鬱だ。

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