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2018年11月10日20:54

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Arc22号を読む

Arcという雑誌がある。年1回発行している。最近出た22号では編集長と金平茂紀の対談、堤未果と安田節子の対談、浜典子・池内了・林博史の特別エッセイが載っている。

金平氏との対談では、いま日本のメディアで起きていることは「権力の監視犬」ではなく「権力の愛玩犬」になることだという。最近NHKで出た「ノモンハン」「インパール作戦」「731部隊」などよかった。あんな番組を作れる人たちがまだNHKに残っているんだと思うと励まされるという。

堤未果と安田節子の対談では、種子法というのは日本が戦争に負けたとき「民を飢え死にさせてはいけない」として主食だけは絶対に守るぞという政治家の思いがこめられていた。種子開発にはとても手間とコストがかかるため、公的にやっていた。それが種子法が廃止されると民間のコストが非常に高くなる。農産物がものすごく高くなるという話だ。

林博史氏の「沖縄からの本土爆撃」は太平洋戦争末期に米軍が沖縄から飛び立って奄美群島や九州で民間人を無差別に殺戮したことを書いている。今日の日米軍事同盟を盲目的に信奉し、沖縄の米軍が日本を守ってくれていると信じたい日本人だが、そうだろうか。

Arcというのは余り店頭に出ていないかも知れませんが、レイラインという出版社から出ています。普通のジャーナリズムに現れないことが書いてあります。


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