『ザ・空気ver.2 誰も書いてはならぬ』@シアターイースト
ver.1ではTV局が舞台の政治忖度もの。
今回は記者クラブ。
凡ミスから漏れた総理と記者の癒着の証拠。
それを知る、ネットニュース、大新聞、公共放送、
様々な立場の記者たちの、ドタバタの半日間。
前回は空気を読んだことによって
ディストピア化した社会まで描かれていたけど、
今回は、結果的に社会は何も変わらない。
かなり現実をモデルにしているから、
直接的な風刺の姿勢が鮮明になっていた。
ストーリー的には、わかりやすく
メディアとして弱者のネットニュースが正義。
ただ、ろくでもないネットニュースも
氾濫している、ということも忘れてはダメ。
メディアに怒るな、メディアを創れ。の台詞。
いい言葉だけど、みずからメディアになることの
責任の重さを自覚しないものに、その資格はない。
赤川次郎さん、客席でお見かけ。
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