『家族熱』@シアターイースト
向田さんの原作を2人芝居で。
ひと回りしか齢が違わない息子と義母が
過去を振り返り、告白をする会話劇。
年上の女性にあこがれた息子の
ちょっと甘酸っぱい禁断の話かと思いきや、
昭和的な価値観と家族関係の中で、
思いやり、傷つけあう、しっかりしたドラマ。
実際、母も息子も、親子を超えたような
気持ちを持ってはいたものの、
最後の息子の秘密の告白で、
ガラッと話の方向性が変わってきて、
母と子が、本当に母と子になったような。
ミムラ名義では最後の仕事かな?
白岳しろの広告もそうだけど、
昔の日本的な女性がとても似合う人。
穏やかで優しくて、ものすごく強い感じ。
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