『花を摘む少女 虫を殺す少女』@新宿
10年前に孤独死していたことが、
昨年になって報道された
川越美和の追悼上映。
前から観てみたかったのだけど、
追悼上映で観ることになるとは。
ずっとソフト化されていなくて、
たまに劇場上映される伝説の映画が、
彼女の死で本当に伝説になってしまった。
アイドル時代も薄幸な印象だったけど
女優になってからの川越さんの破滅的な
イメージをそのまま映像にしたような作品。
間に入るインタビューの端々を聞くと、
繊細すぎて擦り切れていきそうな危うさが
映し出されているような気がした。
90年代頃の日本映画っぽさを感じる
懐かしいインタビュー構成型の映画。
リバースエッジを思い出した。
あの映画は、構成も結構再現してたんだな。
市場で彼の裏切りを知った時のカホルの表情が
とても美しくて、怖くて、悲しかった。すごい演技。
監督のまとまっていかない話が
川越さんを悼んでいる感じで
なんだかお通夜のような舞台挨拶。
金曜日にやる特別上映も行きたくなってきた。
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