舌が痛いのがけっこう長引いているので一度医者に行くことにした。
しかし、どの診療科目に属するのであろうか。私が糖尿の検査に行く病院には該当する部門がない。口腔外科などは大病院にしかない雰囲気である。「舌の病気」とかで検索すると「耳鼻咽喉科」ばかり並ぶ。。交通の便がよさそうな船橋の医院に電話すると「予約は通常インターネットで行なっていただきますが、明日火曜日ならインターネットができない人も受診できます」という。で、「パソコンができない人」になって今朝行って来た。今は花粉症の人で相当込んでいるとの話であったが、開院の30分前に行ったら10人ほどの行列ですんだ。
一番あやしいのは糖尿関連の薬である。ネットで情報をみると口内炎の副作用が報告されている。もう4年も飲んでるしなぁ。今日の女医さんもパソコンで私と同じページを見て「糖尿の先生と相談するのも手ですね」などとうそぶいている。そう言いつつも口内炎用の飲み薬と塗り薬を処方される。「悪い病気の心配はありません」（舌癌などだろう）と言われたので一安心だが。
姉貴の病院に引き続き、今日もアウグスティヌスを読む。病院はこの種の本に似合うようだ。
イエスは神なのか人間なのか。神的な人間なのか、という流れの中で印象的なことが書かれていた。「魂」は人間や動物にはあるが、神や天使には普通使われない、という。私は魂は生きた肉体にのみ宿るものと考えているので、興味深かった。神が人間イエスを生きた時、肉体を得たが、真の人間とは違い精神そのものであったとする説を捨てることができず、それが躓きの石となったとアウグスティヌスは書いている。真に人間そのものになったことを信じることがそれを氷解させた、と（だから奇跡なんだろう）。
だが、「魂のうちにひそむ闇」と否定的に彼は書く。私はその闇を生きたことで生命を生きることができたと感じる。それがひとつの境界線である。キリスト者はそれを通過してさらに永遠の命を求め、「初めに言葉ありき」の「言葉」へ到達しなくてはならない。どうしてそれを信じることができるのか私には不思議でならない。それに永遠の命を得て何をしようというのだろう。私にとって、「魂」とは命に限りがあるからこそ深く抱きしめて離したくないものである。それはこちら側にいる間だけでいい。
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