平成30年2月8日(木)、冬の北海道・後志の廃校廃村探索1日目、
目標は、漁村の廃村 オブカル石だが、
もう1か所、是非この機会に訪ねておきたい場所があった。
それは、オブカル石と同じく神恵内村 積丹半島西岸のキナウシで、
岩肌に新旧3つのトンネルの坑口が並んでいるという。
珊内局 郵便区全図(S.37.5)には、キナウシは1戸となっている。
キナウシが目標のひとつとなったのは、堀淳一先生がお亡くなりになる直前に、
フィールドワークに出かけられているからだった。
「地図と鉄道のブログ」(管理者山下利彦さん)に詳しい記事がある。
堀先生は「寒いのは苦手です」といって、皆がフィールドワークをしている間、
2時間半もクルマの中でお留守番をしていたそうだ。
メンバーが「長い間、車に閉じ込めてしまって」と謝ると、
先生は
「いや、かえってその間、開放してもらったようなもんです」と
笑って答えたという。
たどり着いたキナウシは、2つのトンネルの間、キナウシ川河口の狭い空間で、
海のすぐそばなのに、高い防潮堤があって見通しはすこぶる悪い。
ここで堀先生は、何を思って2時間半過ごしていたのだろう。
先生方が訪ねられた頃(11月5日(日))よりも厳しい季節、
私はクルマを降りて、トンネル群を見ながらすりばちのような空間を歩き、
5分ほどで先へと進むことになった。
「堀先生、いつかまた会いましょう」、思いついた言葉を声にした。
滞在した5分ほどの間、キナウシトンネルを通過するクルマは1台もいなかった。
画像1: キナウシトンネル、3つの坑口
トンネルを越えた方向に珊内、川白、オブカル石、
背中の方向に神恵内市街がある
画像2: 二代目 キナウシトンネル
「昭和60年 新国道開通」時にできたと思われる。
三代目の開通は平成15年だから、二代目の供用年数はとても短い
私は昭和63年に川白に行ったので、このとき二代目を通っている
画像3: 初代 キナウシトンネル
このトンネルの頃、珊内−神恵内間は高台の道(大森山道)だった
珊内局 郵便区全図(S.37.5)にも記されている
(2018年2月8日(木)午後3時20分〜3時25分頃)
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