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2017年12月15日17:00

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Kazuo Ishiguro の The Ramains of the Day

Kazuo Ishiguro の The Remains of the Day を読んだ。1989年に出たのだが、今まで読んでいなかった(^_^;) 

第1次大戦と第2次大戦の間に設定された、英国のお屋敷の執事の物語だった。執事というのは英国が発祥の職業で、大きな屋敷の使用人の筆頭だった。2つの大戦の間にあってヨーロッパの各国の間で取引があった、その中で繰り広げられる執事と使用人の間の様々な葛藤を描いていた。

物語の主人公が Oxfordshire からWiltshire, Devon と旅行する間に挟んだ回想で綴られているのだが、個人的なことだが、私もイギリスにいたときこのコースを3泊でドライブしたので、なつかしく読んだ。

最初に banter ということばが出てくるが、これは「からかい・冗談の言い合い」ということばだが、主人公がよく使いこなせない、それをまた練習してみたい、というので締めくくっているのも軽妙だ。

イギリスのブッカー賞を受賞、そして今度のノーベル賞に輝いたというのはうなづける。




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