『月と雷』@新宿
普通の振りしたファンタジー。
母を追い出し、自分を置き去りにした継母。
その息子が突然現れたことから、
何となくおさまっていきそうな人生に、
波が立って、変わっていく。
4人が同居している状態は、かなり複雑だし
ヘビーなはずなのにコメディ。
高良くんは、いい人の顔した悪い奴が
似合いすぎて、実生活も疑われそう。
初音さんじゃなくても、妹との間とか勘ぐるわ。
『Amy said』@新宿
こちらは、ファンタジーの顔して、
40代には何だかヒリヒリと切ないリアリティ。
自分は何者でもない、なんて言えない年代でも、
結局変わることもできない部分を持ちながら、
みんなそれぞれが、何かを抱えて生きていて。
それは諦めたことや、忘れたいことや、
見ないふりしてきたことや、失くしたものや。
多分、この夜はそれを想い出すことで、
また現実を生きていくための魔法のような時間。
ラストの「プレゼント」が、ちょっとキザだったな。
どちらの映画にもムラジュンが登場。
ちょっとしか出ないけど、印象的な。
そしてどちらの映画にも城山羊組。
ログインしてコメントを確認・投稿する