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2017年10月03日20:08

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動物愛護と伊勢海老

ロンドン 旅の雑学ノート にあった記事です。

英国人が動物を愛することにかけては世界一だということは、自他ともに許す定説となっていて、フランス人はこんな小話を作って英国人のマニアぶりにあきれている。

―その男は毎晩そのパブに愛犬を連れてやってきて、二杯のビールを注文し一杯を自分が飲み、もう一杯を愛犬に飲ませるのが習慣だった。

 ある晩、どういうわけか、その犬がひとりでやってきた。いつもと同じ時刻だし、パブのおやじはもうすっかりおなじみだから、彼(イヌ)に一杯のビールをサービスした。犬氏はいつものようにうまそうにそれを飲んで、いつものように帰っていった。

 あくる日、その男が、いつものようにその犬を連れてやってきて、いった。

 「いやあ、うちのヤツがすっかりお世話になってしまって。実は昨日はよんどころない用事で私は来られなかったもので。昨日のビール代はとにかくお払いして。お礼にというのもなんですが、今日はプレゼントを持ってきましたから受け取ってください」

 そういって手にしたカゴの中から大きな見事な伊勢海老の生きているのを取り出し、パブのおやじに手渡した。
 「うわあ、これは凄い。帰ったら早速夕食にしよう」
 「いやいや、夕食はいいんです」
 「え?というと?」

 「いや、夕食はもうすませたんですよ。このエビ君は。だから今晩はもう何も食べさせないで、ベッドに入れて寝かしつけてくれさえすればいいんです」

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