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2017年02月10日21:08

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ゴジラ私家版ネタ帳の8 分散する脳

特に巨大な恐竜の場合、その巨体の動きを補佐するために体幹の神経が発達し脳としての機能を持つようになっていたとする説が昔からあって、ゴジラの最初の敵怪獣アンギラスはそのおかげでゴジラより敏捷な動きを誇るとされていた。ならば発達の度合いはともかく、ゴジラにも同様の器官があってもおかしくないし、むしろそのほうが自然である。また映画での機龍の改修場面ではゴジラの骨に残存していたG細胞が機龍の暴走をもたらしたとの描写もあり、それも相手のゴジラの鳴き声がトリガーになったというものだった。

そしてゴジラほどの破壊力を持つ怪獣と戦わせる以上、機龍には相当なダメージを被っても活動を続けられることが求められるはずなので(それが人を搭乗させる仕様を無茶と感じてしまう理由でもある)ここでは芹沢の命令を受け動作する電子頭脳が多くの部位に分散配置されていることとする。

それは物語の最後における機龍の行動につながる。けれどそれがだれの、あるいはなにの意志に基づくものなのかはむしろ曖昧でなければならない。
なぜならこの話においては、彼らを怪獣たらしめたものがだれなのか、なになのかのほうがはるかに重要だからである。


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