初代ゴジラとともに自らが生み出した超兵器の秘密ともども己が身を滅ぼした芹沢博士の行為が、ゴジラが一匹しかいないと限らなかったのに人間からゴジラを倒す切り札を奪った身勝手なものとして恨まれ非難され続けている日本。博士の弟の一族は迫害を避けるため定住することもできなかった。
ついに一族は離散したが、ゴジラへの憎しみは双方に受け継がれたものの、より悲惨な境遇に陥った家系にはそんな境遇に追いやった人間への恨みもひたすら沈澱してゆくばかりだった。
そして分かたれた一族の双方に、劣らぬ天才科学者が時を同じくして現れた。
男は一族が窮状から脱するには自らの手でゴジラを倒すしかないとの思いから、政府の対ゴジラ戦略に参画し機龍の開発へと突き進んでゆく。
女は誰にも知られぬ闇の中で怨嗟に呻吟しつつ研究を進め、やがてビオランテと呼ばれることになる怪物を育み始める。
ネタ帳の2 →
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