平成28年8月11日(木祝)、新幹線日帰りで
宮城県の廃校廃村 田代(たしろ)と北滝(きたたき)に
出かけた。
「廃村千選」累計訪問数は501か所となり、
無事、500か所超えを達成した。
http://heyaneko.web.fc2.com/ghl_0.html
同時に、宮城県の廃校廃村12か所を完訪して、
県単位の完訪は21都府県となった。
http://heyaneko.web.fc2.com/ghle.html
探索は、山の日に仙台で飲み会をした長年の付合いのSさんと
一緒に行った。
Sさんはキノコを探すことを趣味としており、
廃村+キノコという、一風変わった探索となった。
田代、北滝とも閉校・閉村から50年ほど経過し、
往時の面影はほとんど見当たらなかったが、
珍しいキノコや冬虫夏草が発見されたこともあり、
記憶に残る廃村+キノコ探索となった。
画像1 : 田代の耕作放棄地と思われる平地
田代は、仙台藩の山形藩に対する国境警備の働きがあった
といわれる山中の小集落だった。
旭小学校田代分校は、へき地等級4級、児童数6名(S.34)、
明治34年開校、昭和40年閉校。
集落跡はキャンプ場として整備されており、
分校もその一角にあったのではないかと推測される。
地形図(薬莱山、1968)の水田マークの場所に足を運ぶと
木本が侵入した平地が見られた。
(2016年 8月11日(木祝)午前11時35分頃)
画像2 : テングノメシガイというキノコ
田代−鳴子市街間のダートでSさんが発見した。
枯葉を背にした黒っぽい棒状のもので、
大きさは1cmぐらいしかない。
これは、素人が発見できるものではない。
(同 午前11時45分頃)
画像3 : 北滝の耕作放棄地と思われる平地
北滝は江合川源流部にあった戦後開拓集落で、
近くの荒雄岳には鬼首地熱発電所がある。
鬼首小学校北滝分校は、へき地等級5級、児童数6名(S.34)、
昭和27年開校、昭和40年閉校。
集落跡は滝沢に架かる車道の橋(滝ノ沢橋)の北側にあった。
分校もその一角にあったのではないかと推測される。
車道から草が茂る枝道に入って探索したが、
切り株を使った荒々しいフクロウの木掘りが
見つかっただけだった。
地形図(鳴子、1968)の水田マークの場所に足を運ぶと
ヨシが茂る平地が見られた。
Sさんは、鬼首温泉周辺の山の事情に詳しいが
滝ノ沢橋のそばに集落があったことは、
「思いもよらず」とのことだった。
(同 午後3時25分頃)
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