��6月17日の日記で公開捜査をお願いした不明樹が同定できたのでご報告。キブシ（木伏、もしくは木五倍子）。当時は緑の若い実だったが、現在、実が橙色から赤に熟して華やかである。（写真・左）
�△�ねがね疑問であった「どんぐりの二年生り」は二年でワンセットで、必ず一年おかないとドングリはならないのか？への一つの答えが出た。
今年いっせいに花が咲いたマテバシイは小さなドングリの赤ちゃん（来年に熟してドングリになる予定）を準備しているが、昨年咲き今年で一丁前のドングリになりかけているものもあり、二世代が同居していた。つまり「二年生り」ではあっても毎年ドングリが落ちるケースもあるということだろう。他種のどんぐりの事情は分からないが。掲載した写真では今秋に「鉄砲ドングリ」になる緑のドングリと、小さな殻斗（どんぐりの帽子部分）しか見えない小さなものがある。そちらのほうが数は圧倒的に多いので、豊作は来年となりそうだ。（写真・中）
�Ｆ鸚ぢ綟欝錣箸いε世妊灰屮靴亮命燭盧椶擦討�こう。春先に咲いた花は今や人間の拳のような実を付け始めていて、木によってはピンク色になっているものもあるが、同じ木で来年の芽が準備されている。冬場、春を待ち続けるように毛皮のコートみたいなふんわりした芽が印象的だが、よくよく見れば芽たちは前年夏の猛暑の中でも毛皮のコートを着ている決意らしい。だが熱中症にはならない。実と芽が両方写っているのを撮るのが難しかったが、よく見てもらうと分かると思う。（写真・右）
★追記（修正）
マイミクさんから、マテバシイの写真の殻斗だけのような小さな（私が「赤ちゃん」と呼んだもの）は二年目の未熟果で、これから大きくなるものではないかとのご指摘を受けました。そこでうろ覚えだったドングリ図鑑の「受粉２ヵ月後」写真とよく比較してみると、上記写真は未熟果で、今後秋に向かって大きくなることが予想されます。今年受粉したものの数ヵ月後の状態は、やや違う形状のようです。今年いっせいに咲いたのは事実なので、その受粉状態がどこかにこれから現れるものと思います。よく観察したいと思います。ただ、今年受粉したものが来年にドングリとなるとすると、２年連続でドングリが生るのは正しいとなるように感じますが、とにかく観察をしっかりしたいと思います。ご指摘ありがとうございました。
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