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2016年07月06日18:46

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日韓70人詩集

日韓70人の詩人のアンソロジー『隣人への挨拶状』が届いた。韓国35人、日本35人の作品(一人2編)が対訳で載っている。田島安江(書肆侃侃房)さん、・韓成禮(ハン・ソンレ)さんたちが中心に編集したもので後者が訳を担当している。591ページの大冊である。

掲載料を取られず、代表作的な過去作品でよいというので出したが、日本側の顔ぶれをみると私の好きな、あるいは敬愛する詩人が多く、よいアンソロジーに入れてもらえたなぁと感じる。あいうえお順の配列なので「あ・か」行の詩人を挙げてげておくと、秋亜綺羅、岩佐なを、岡島弘子、長田典子、金井雄二、上手、菊田守、北川朱美、草野早苗、小柳玲子。こんな具合。親しい詩人では中上哲夫さん、長嶋南子さんの顔もみえる。若い人では文月悠光、三角みづ紀さんなども参加している。私に声をかけてくれたのは坂田瑩子さんだった。アンソロジーは数が多くて読書意欲が萎えることが多いが、この本は全部読むことになりそうだ。他の言語を使う人たちに自分の詩を読んでもらおうという時、「自分の代表作」に何を選ぶのかに興味が湧く----そういう詩人たちばかりだからだ。ちなみに私は「香る日」と「月明かりの下で」を出した。

韓国詩人については私は特に詳しいわけではないが、名前を知っている人は意外と多かった。翻訳ではあるにしても、わかる範囲でどんな感覚なのか読んでみたい。

ところで言語もハングル文字も欠片さえも分からない私である。欧米各国語はローマ字のアルファベットで、中国語は漢字で(簡略化が罠だが)、単語くらいは辞書で探せるがハングルは不勉強のため見知らぬ記号にしか見えない。だいぶ以前にも韓国で出版された本に詩を翻訳してもらったことがあったなと思ってその本を探して読んだが、自分の名前さえ読めない(著者の漢字名がない)ので顔写真を探した。すると似た顔があるが、若すぎるのと、当時の印刷技術の悪さから、これ本当にオレか?と半信半疑になる(髭剃ってない疑惑も…。額の傷?は印刷上のゴミと思うのだが、殴り合いの跡でないと100%断言もできない当時の状況であった…)。プロフィールのアラビア数字の生年と住所の「花見川」でおそるおそる納得したが、そこに載っている詩が何なのかは全く分からない。自分が読めない詩を誰かが読んでくれるというのは不思議なことだ。(今度の本の解説で韓成禮(ハン・ソンレ)さんがそのアンソロジーのことに触れていた。200冊を手がけた中でも、初の日韓詩選集として忘れられないものらしい。)

今回は自分の詩を日本語でも読めるのでなんだか安心。

【お願い】1995年の日韓詩集の私のページを写してみました。写真の上の三列が詩のタイトルらしいのですが、訳せる方ありましたら、お教えください。オレは何を出したんだ?



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