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2016年07月01日11:54

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7月の詩は「隊列のはなし」

7月になりました。今年も後半に突入ですね。で、7月の詩を。タイトルは「隊列のはなし」。

今月オリンピック&パラリンピックも始まるが、詩にも書いたように私は入場行進の時、だらだらと歩いているのだ好きだ。片手にビデオなんか持って、みんなに手を振ったりしている。高校野球では選手を「子どもたち」と呼び、四角四面な秩序を重視する限り実現は難しいかもしれないが。

あのだらだらした雰囲気の人たちが、ひとたび競技に望む時は、うってかわって俊敏で強靭な肉体と魂の持ち主となる。それがあのだらだらした行進や笑顔や、時には投げキッスの中にひそんでいることを思う。

詳細は覚えていないのだが、ある年のオリンピックの入場行進で、少し前に戦火にさらされた国の代表団が少人数で入ってきた時、音楽が突然バーバーの「弦楽のためのアダージョ」に変わった。あたかも葬送の調べのようにそれは会場に反響した。それと同時に会場からは地の底から突き上げてくるような拍手が湧き上がった。行進曲のリズムが鼓舞するものよりも、はるかに大きな何かが音楽とともにそこにあった。

私の詩はそんなカッコよさとは関係なくダラダラしているところだけ同じです。

http://kamitelyric.web.fc2.com/month-poem-latest.html
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