正月に発見したとき、「冬に咲く花なのか」と思っていたのが今も咲いている。今日は6月30日なのでまるまる半年咲いていることになる。明日からは７月、夏の花に仲間入りか。ウキツリボク（浮釣木）〔別名・チロリアンランプ〕がそれだ。
私の図鑑には「5月〜10月と花期は長い」とあり、正月には咲かないことになっているが、私の知る木には偏差があるのだろう。11月まで咲く朝顔みたいなものだ。ともかく６か月間咲いていても不思議はないらしい。しかし、本にあるように10月まで咲いたら、驚異的である。いつ実を付けるのだろうか。一方で花を咲かせ他方で実を付けるというのはありうることなので（たとえば写真��）、その手かもしれない。ブラジル原産である。常夏の国なので季節感が薄いのだろう。まもなく始まるリオのオリンピック時にも、ジカ熱媒介を期す蚊なんかとご近所付き合いしながら咲いているのではないだろうか。
「長期の花」から連想するのは、10代後半には可愛い娘と呼ばれた人が歳をとっても美女を続行、子どもを育てさらに孫ができても美人のおばあちゃんと「花」を持ち続けるような人たちだ。「美女女優図鑑」的にいうと、老いたら老いた役で新たな地平を築き、若い時代を忘れさせる女優もあれば、老年にも美女として生き、人の気付かぬ間に華やかな舞台から姿を消していく女優もある。ウキツリボクはいつ花が尽きるのか、これからの私の注目点である。
� ．Ε�ツリボク （写真･左）
�◆，燭泙砲呂�れいどころの写真も。ハスの花。木じゃないけど。（写真・中）
�� 三代（中央には花の蕾…幼い娘、左上は若い緑の実…母 下は成熟した種子…祖母）が写りこんでいる馬酔木。母になる前の「花」だけが写っていませんが。（写真･右）
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