ちょっと出掛けるつもりがスタート地点に稚内を選んでしまったのでその緑豊かな岸壁でキャンプをしているひとたちに一緒に野外活動に誘われたがちょっとそういう人間ではないのでと断り美術館へ行くコースを取るとみるみる雲行きが怪しくなりついに雨が降ってきたため一番手近な美術館に逃げ込むとそこの美術館員がもう手遅れなのに安い雨合羽をくれてありがたがりながらこんな遠くまで旅行するつもりではなかったのであまりに小さくそして濡れたカバンにその雨合羽を入れてみんなで火にあたりつつ帰りたいなあと思いながら今後の行き先を話し合っているとみんなはまだ滞在するとか言い出したのでおれはひとりで近所の大容量の缶ジュースが百円で売られている田舎っぽいバス停からバスに乗り込んで小樽へ向かい小樽は札幌ほどとは行かないまでも結構な都市なので高層ビルが立ち並ぶ中あちらこちらにひとが溢れ迷っていると親切なひとが路地裏に引き込んでくるがここで頭上にボクはこの時まだ何も知らなかったんだというモノローグが浮かんできてそれがほのめかしたように路地裏には意志の弱そうな老人や女子供ばかりが集められており極めて優しい態度で後ろ手に縛ってくる誘拐犯を見ているとこの先どうなるのかと震えてしまったが緑の多い田舎に連れて行かれそこがカンボジアであることを知りもう帰れないかもと覚悟しながらうつむいているとある地点で最後のひとりとしておれが車外に放たれて一瞬開放されたのかと喜んだけど実はその最後のひとりであるおれがそこら中の畑にばらまいてきた誘拐の被害者たちから彼らの作るキャベツを受け取りトラックに詰め込む作業を強要されて絶望的な気持ちで回りつつ主婦のところで主婦のたくましさのようなものに触れて話が弾んだためすっかり時間が過ぎてしまい今日の作業はここまでと先にいた仲間たちもみんな集められてマイクロバスに乗せられ多分寮に行くんだろうと話し合っていると今までまったくの無だった携帯の電波が入るようになり盛り上がり一回目は久しぶりに見るインターネットにあまりにも感動してしまってチャンスを逃したが二回目に電波が入った時に警察に連絡しついに犯人の手を逃れて再び稚内のキャンプ上で解放されたが今度は同じ間違いをするまいと稚内のキャンプ場をすぐさま飛び出して東京経由で地元に帰ろうとしまずは特急で東京まで来るとバリアフリーの細い駅の両側をほとんど間隔も開けずに電車がびゅんびゅん通りまくってまたバリアフリーなもんだから轢かれそうにもなり東京の人間はたくましいなと思いながら地元行きの列車に乗り込みついに到着した地元で父親役を引き受けてくれた人間の経営するアイドル喫茶に入り一休みしてると自然に合コンみたいな座り方になってしまったがひとりのオタクがボクどうしても何々ちゃんの隣がいいと駄々をこね始めたのでめんどくさくなってドリンクバーを弄んでるとそこから見える物陰で父親役が芸人としての本分も忘れて真面目な声でじぶんとその子供であるおれが無事であることを配偶者役に伝えているシーンを目撃する夢を見た。久しぶりに長い長い夢を思い出せたしよく覚えていて本当に良いけども本当に覚えている原因のひとつは激しい恐怖が担っているのでそこまで嬉しくもないんだよな。起き抜けには身の丈十二丈の消防士が火を消しに来る夢を見た。素晴らしく記憶にない。
この長い夢を覚えているために起きた直後や昼ごはんを食っている間もそして食い終わった後でさえもしばらく頭や目を眠たくしたままメモしていたので非常に眠いというかだるい中自室に戻りパソコンを付けてギンギラギンに発光しているディスプレイを見てようやく目が覚めたというような形、メモのために時間も結構使ってしまったため軽めにインターネットニュースを読んでた。あのさあこれはニュースの話じゃないけどテレビでなんか大人ハロウィンがなんちゃらみたいなことを言ってたんだよね。これは明白に大人カワイイのスライドだろ。女が騒いでいたからな。で大人ハロウィンてなんだよ、オッサンとかオバサンがイタズラしちゃうぞとか言ってくるのかな?? 子供から見たら明らかにオッサンとかオバサンだろ?? 生き地獄じゃんか。ハロウィンハラスメントじゃないのか? テメーはしけたせんべいでも齧ってろと思いましたね。
ブックオフに出掛けたけど買うべきものが特になかったので帰り道でタイのクラッカーのみ購入した。買うべきものがなかったというか、二日前のブックオフで欲求の頂点になかったため買うことを諦めた幾つかの書物が全部売り切れていたんだ。つまりそれはおれに見る目があるってことだよな。ビームせどりがあらかた本棚を舐め尽くしていったというのが妥当な判断だけど、それでも市場価値におれのセンスが支持されていることは間違いないわけだし、それはそうとビームせどりには今すぐ呼吸ができなくなるというレベルで死んでほしいと思っているけどね。気持ち悪いから。気持ち悪いといえば、ブックオフの中にあるサブウェイの前で、ずっとオーダーメイド彼氏という三年前に作られた映像を流してるんだけど、トッピングで彼氏の特徴選んでお持ち帰りかどうか聞くとかやってるんだよね、気持ち悪いんだけど大丈夫なのか、いや結構過去の話だし、大丈夫だったのか当時は? だって逆に「オーダーメイド彼女」にしたら絶対怒る人いるじゃんって思う。「普通」の彼女でよろしいですか? トッピングは「カワイイ」系ですか? 「お持ち帰り」ですか? って内容だったらマジでヤバいことが直感でわかるのに、まあ男だったらいいでしょワハハみたいなノリがあるから(ファブリーズのCMが最近では一番ひどいな)、おれはなくしたいと思ってないけど、いつまでたっても差別がなくならないんだよね。その気がないんでしょって感じ。軽めの差別はどんどんしていこうじゃん。イエーイ。
村上春樹さん、どうだったんでしょうか!? というニュースの煽りでもうダメだったと分かる雰囲気めちゃくちゃ良くて死ぬほど笑ってた。
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