mixiユーザー(id:4119189)

2015年03月25日20:28

167 view

彩坂美月「夏の王国で目覚めない」

彩坂美月「夏の王国で目覚めない」読了。

かなり凝った作りの本格ミステリ。
高校生の美咲は、再婚した父と義理の弟に複雑な思いを持っている。
実の母に裏切られた想いを、義母にぶつけて、そんな自分に戸惑いもする。
そんな時、大好きな作家、三島加深のファンサイトで、「二泊三日のゲームに参加しませんか」という誘いがあり、勝者には三島加深の未発表原稿が送られると言う。
家族に内緒で家を出て、ゲームに参加する美咲。
しかし、それは参加者がそれぞれ別人になり、「ある作家を殺した犯人を突き止める、架空遊戯」であり、敗者は殺されるという残酷で理不尽なゲームだった。

さすが本格ミステリ。
主人公はじめ、ゲーム参加者は、別人になりきり、他の参加者の素性を知ることが出来ないという、二重構造が肝。
私には犯人当てなんか絶対無理だが、面白く読んだ。


仕事で、2年ぶりくらいに、ある女性に再会した。
前回の案件では、正直、かなり苦労させられらので、あまり良い印象を持っていなかった。
が、今回、余裕を持ってあってみたら、そんなに悪い人じゃないな〜と思った。

で、改めてその方(30代後半から40代前半)を観察すると、けっこう太ってらっしゃる。
逆に、前回は仕事の悪印象で、私は体形まで気が回らなかったのだろう。
むしろ、「けっこう美人なのに、あれだけ嫌な言い方をするんじゃ、モテナイだろうな」などと思っていたのだ。
自分の女性の見方のいい加減さに、改めて反省した。


1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する