青いプラの椅子が出てきてこれは三十年以上前のものだって分かったからどうしてこんな古臭いものが提供されていて誰も文句を言わないのって質問したらこれが独裁ということだよと返される夢を見た。つまり独裁の象徴としてこの椅子があるんだよという意味合いのご大層な夢を見たわけだが、そういうことに興味を持っていたわけでもないし、独裁がしたいわけでもないし、ずいぶんと難しい経路を通って夢になったんだね、何かが。あとなんか午前八時にマスに従って農耕と戦闘を交互にやる夢を見たんだけど詳しく思い出せない。これは詳しく思い出せないんだけど、詳しく思い出せないその抽象的な風景、農耕と戦闘が交互にペースト状にマスに乗ってる変な映像だけは今でも思い出せるのでもともとそういう抽象的な夢をそのまま見たのかもしれない。とはいえ思い出せないわけだが。
起きてすぐ姉の荷物が来て本人確認がないと渡せない荷物がうんたらとか言われてたのでイライラしてたけどこれよく考えたら楽天カードか、楽天カードがついに我が家にやってきたぞ! ゴミだ!! まあ姉はポイントに騙されてホイホイカードを契約するような人間なので本当にゴミとして扱うだろうけど無職のおれでも登録できるかもしれない楽天カードだから安心だね。そんな無職のおれはというと部屋に引きこもってブツを縛っていた紐の絡んだ糸をほどきながらはさみでジョキジョキ切っていたよ。実に有意義な時間だったなあ。すごい量の糸屑が出たので、どんだけ長い間放置してたんだよと唖然としてしまった。しまったが、ほどいてはたして何か意味があったのかと言われると、ない、ね……。
糸を切り終わってインターネットニュースも読み終わったのでシャキシャキと本を読んでいたつもりだったがちょっと間が開いてしまったのでちょっと読んだだけで断然眠くなるようになってしまっていた、これはいけない。いけないと思いつつ抗えないのが眠気の怖いところなので、気がついたら全然読書に集中できていなかった。しかたがないので別のことに目を向け、ポッドキャストを聞きながらコーヒーを飲みつつパンを食うことに。その暇な手はタグ付けに使うことにしたんだがたかだか老人パソコンから持ってきただけのmp3ファイルなのにやたら塗料があって種類があってなかなか終わらない、今日中に終わる気などは絶対にしない。しかしタグを打っていると眠くならない。こんな、どうあがいても社会の底辺であることが遺伝子的に決められている状態なので本を読んで眠くなったらタグを打つという感じで交互に使ってやればいいと思った。もうそれぐらいしか希望がねえよ。
眠いといえば寝る、いや寝ないけど、後ろ倒しという言葉を目にして寝ることしか思い浮かばなかった、違和感がある、腑に落ちるとかめちゃくちゃ使われるようになった昨今に感じた違和感と同じだ、間違ってないけどなんで急にそれを使うようになったのかよくわからない奴の違和感。作られた言葉として辞書にも載ってるけど実際後ろ倒しってなんなんだよ、言葉のセンスがない、先送りじゃダメなのか。それは朝日新聞で使われていたんで余計に違和感が目立ったんだけど、前倒しの反対語として作られた「後ろ倒し」に違和感があるのって、人間の動作として誰かや何かがこちらに向かって前に倒れてきたら距離が縮まるけど、同じ条件で後ろに倒れても足を起点にして倒れるし遠ざかってる印象ないから、かもしれない。ただ後ろに倒れるだけじゃダメだよな、後方に激しくぶっ飛んでもらわないと言葉の意味として成立しない。おれが殴ってあげようか?
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