数納

平成26年11月上旬、富山県旧山田村（高清水、深道、数納）の廃村への旅。
数納（すのう）の集落跡（標高450m）は、菅沼からの舗装道が急に細くなる箇所の手前にあり、まず「谷口家跡地」という新しい石碑が見当たりました。

鍋谷小学校数納冬季分校は、へき地等級２級、児童数12名（S.34）、明治27年開校、昭和46年閉校（同年閉村）。
「村の記憶」によると、往時の数納の戸数は11戸、電気は通じていたみたいです。
合掌造りの家々は、各地に移設されているとのこと。
集落跡の中心には地蔵堂が奉られており、その背後には神社跡から移転した「牛嶽社跡 数納」と刻まれた石碑が建っていました。
冬季分校は、この石碑の辺りにあった様子です。

　画像１： 数納、「谷口家跡地」の新しい石碑
　　　　　 　地蔵堂の対面、深道への道（不通）の分岐点右側にあります。

　画像２： 数納、集落跡中心の地蔵堂
　　　　　 　左が菅沼からの道、右が旧道（しばらく歩くと不通）です。

　画像３： 「牛嶽社跡 数納」と刻まれた石碑
　　　　　　 添碑には「平成23年6月、山中の神社跡から移設」との旨、記されていました。
　　　　　　 「村影弥太郎の集落紀行」Webの画像では、
　　　　　　 ビニールシートがかけられており、添碑も見当たりません。

　　　　（2014年11月7日（金）午後4時頃）