時雨もようの元旦に

長年の習慣とは恐ろしいもので、元日の休日であるにもかかわらず、仕事のある日と同様５時前になると目が開いてしまいます。仕方がないので新聞を取りに出たら小雨がぱらついていて、初日の出は微妙な様子。なんとはなしに先行きを感じさせなくもない滑り出しですし、仕事も年々忙しくなる一方ですので、大げさにならない範囲でやりたいことなど書き出してみます。

まずはなんといっても外伝７。序章だった外伝６の書き始めからとうとう５年目に入ってしまった難物ですが、さすがに終わりも見えてきたのでこれだけは完成させたいところです。その他にもいろいろ途中のものがありますが、それらも書ける範囲で進めていきたいところです。

そんな状態にもかかわらずよりによって大晦日に思いついた連作のイメージは、むしろあわてて書き始めたりせずに最低でもこの１年はじっくりとアイデアを煮詰めていきたいところです。例の人魚の出てくる音楽ファンタジーに連なるものですが、あの話の中で大陸各地の音楽を探訪することを生涯の目標と定めた楽師を横糸にする連作みたいなものが書けないかなと漠然と考え始めたところです。

もう１つはやはり音盤に関する随想らしきものを書いていきたいところです。これまではとにかく自分の機械で聴いてのことしか書きようがなかったわけですが、パナソニックの最低価格のマイクロコンポを間近な距離で聴くという部屋の影響を受けにくく、それゆえにどなたにも容易に再現可能な条件下で、あえて書いていければと考えているところです。

これまで以上にマイペースでしか進めないことと思われますが、なにはともあれ本年もよろしくお願いいたします。